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「最近、痩せてきた気がする」
「動くのがつらくなってきた」
そんな声がパーキンソン病の方やご家族からよく聞かれます。
実は、パーキンソン病では筋肉と体重が落ちやすくなる仕組みがあります。
ただ、それは「仕方のないこと」ではありません。
本記事では、なぜ痩せるのか? なぜ筋力が落ちるのか?
そのメカニズムをひも解きながら、
◯ 食事(PFCバランス+補食の工夫)
◯ 軽めの運動(オン時間の活用)
◯ 飲み込みにくい方でもできる対応策
…といった、“食べ方”と“動き方”をセットで見直す実践方法をお伝えします。
「今できることを積み重ねて、動ける未来を守る」
そんなリハビリ戦略を、T-performanceがお届けします。
Contents
🔵 「なぜ痩せるのか?」がわかれば、対策は変わる
パーキンソン病の方が体重を落としやすいのは、単なる“食べる量が減った”という話ではありません。
背景には、神経の働き・筋肉の活動・代謝の低下・心理的ストレスが複雑に絡み合っています。
▶ なぜ筋肉と体重が落ちやすいのか
① 神経伝達の不具合で「動かしたくても動けない」
ドパミンの減少によって運動神経から筋肉への伝達が鈍くなり、結果的に動作回数が減り、筋肉の使用頻度も低下します。
② 「食べる」ための筋肉も弱くなる
嚥下(飲み込み)や咀嚼筋も筋肉です。これらがうまく働かないと、食事量そのものが減ってしまいます。
③ 長時間の静止姿勢が代謝を下げる
“じっとしている”だけでも、体はエネルギー消費を抑えます。 動かない時間が増えると、筋肉の中で脂肪や糖を燃やす能力も落ちます。
④ 神経疲労・不眠・ストレスによる代謝抑制
夜の眠りが浅いと副交感神経の働きが弱まり、筋肉の修復・合成が追いつかなくなります。
このように、「動けない → 食べられない → 筋肉が落ちる」という負のスパイラルは、
神経の働きと代謝の両面から起きているのです。
🔵 まず“筋肉の材料”を逃さない
筋肉を維持するには、材料=たんぱく質の補給が欠かせません。
パーキンソン病の方は、薬の影響でたんぱく質の吸収効率が下がる場合もあり、量とタイミングが特に重要です。
▶ 目安量:体重 × 1.2〜1.5g/日
例)60kg → 約80g/日(卵約10個分相当)
ただし、一度に摂っても吸収しきれません。
「分けて摂る」=こまめな補食がカギです。
▶︎ 補食のアイデア
| タイミング | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 朝起きた直後 | プロテイン+果物 | 吸収が早く、交感神経のスイッチを入れる |
| 昼の間食 | 豆腐+納豆 | 消化に優しく、植物性たんぱく質で血糖安定 |
| 夜の補食 | ゆで卵+バナナ | 睡眠中の筋合成をサポート |
「一口でもいいから続ける」ことが、筋肉を守る第一歩です。
これは“筋トレ”と同じく、積み重ねでしか結果が出ない領域です。
🔵 「脂質=悪」ではない。エネルギーの生命線
脂質は悪者ではありません。
むしろ、食事量が減っている方ほど、**脂質が「エネルギーの貯金」**になります。
脂質は糖質の2倍以上のエネルギーを持つ栄養素。
しかも、MCTオイルなどの中鎖脂肪酸は吸収が早く、内臓の負担も少ないため、
「食べられないけどエネルギーが欲しい」という時に最適です。
▶ おすすめ脂質食品
◯ 鮭:DHA・EPAで神経伝達を助ける
◯ アボカド・ナッツ:抗酸化ビタミンで神経細胞を保護
◯ MCTオイル:素早い吸収でエネルギー補給
食べられる量が少ないときほど、「少量高カロリー」な脂質を選ぶのがコツです。
炒め油を変えるだけでも、体力維持のベースが変わります。
🔵 「糖質制限」は逆効果|脳と神経に必要な燃料とは?
糖質=太る、というイメージがありますが、パーキンソン病ではむしろ逆です。
脳や神経は糖を燃料にして働いているため、糖質を減らしすぎると“エンジン切れ”になります。
▶ 糖質をしっかり摂ることで得られる効果
◯ 脳の覚醒・集中力の維持
◯ 筋肉へのエネルギー供給
◯ 副交感神経のスイッチON(腸の動き改善にもつながる)
▶ 摂りやすい糖質源
◯ ごはん(温かいおにぎりが◎)
◯ バナナ(素早く吸収される天然糖質)
◯ さつまいも(ビタミンC+食物繊維で整腸効果)
糖質を「敵」とするのではなく、“正しい量・タイミング”で味方にすることが、神経の安定と動作のキレを取り戻す鍵になります。
🔵 「栄養だけ」でも「運動だけ」でも足りない
筋肉を維持するには、「材料(栄養)」と「刺激(運動)」の両輪が必要です。
どちらか一方では結果が出にくく、“食べて動かすリズム”が神経の再学習を促します。
▶ 自宅でもできる簡単な動き
◯ 椅子の立ち座り運動:太ももとお尻の筋肉に刺激
◯ 足踏み運動:下半身の血流と体幹安定
◯ かかとの上下運動:ふくらはぎのポンプ作用で循環改善
特にパーキンソン病の方は、薬が効いている“オン時間”に動くことで、神経と筋肉の連携がスムーズに働きやすくなります。
“少しでも動けた”という成功体験が、脳の可塑性(学び直す力)を刺激します。
🔵 「食が細い」「飲み込みにくい」時の工夫
嚥下(飲み込み)の力が落ちると、食べること自体がストレスになります。
その結果、食事量が減り、体力も気力も落ちてしまいます。しかし、ここでも「形を変えて摂る」という選択肢があります。
▶ 食べやすく・消化しやすくする工夫
◯ 1日5〜6回に分けて少量ずつ摂取
◯ ミキサー粥・豆乳スープ・ポタージュなど、やわらかくて温かいもの
◯ MCTオイル・チーズ・ヨーグルトを加えて栄養密度を高める
「固形が無理でも、液体で栄養を入れる」
その工夫が、“食べることへの自信”を取り戻すきっかけになります。
▶︎ 「体重と筋力を守る」ことは、生活の質を守ること
体重が落ちると、転倒リスクや疲労、意欲低下、免疫低下などが起こりやすくなります。
しかし逆に、筋肉と体力を守れれば、「動ける日常」「自分で選べる生活」が続きます。
T-performanceのサポートでは、
「食べる・動く・休む」という3つの循環を整えるリハビリを大切にしています。
🔵 ご家族の方へ|こんなサインは見逃さないで
✅ 食事量が減ってきた
✅ おにぎり1個が食べきれない
✅ 最近痩せてきた、服がゆるくなった
✅ トイレまで行くのが面倒そう
✅ 転倒・ふらつきが増えている
これらは、体力・栄養・神経のサインです。
早めに気づき、環境とサポートを整えることで、再び“動ける生活”を取り戻せる可能性があります。
パーキンソン病のリハビリは「治す」ことではなく、「守る」「育てる」ことです。
栄養・運動・自律神経のリズムを整えることで、“動ける身体”は必ずもう一度、取り戻せます。
一人で抱えず、専門家と一緒に「自分のペースで整える」ことから始めましょう。
🔵 まとめ
「体重が減ってきた」「筋力が落ちた」…それは体からのサインかもしれません。
パーキンソン病の進行を止めることはできなくても、
「動ける力を守る」ことは、今日からでも始められます。
T-performanceでは、栄養・運動・生活習慣のすべてを多角的に見直し、
一人ひとりに合った“動ける身体づくり”を全力でサポートしています。
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「食が細くなってきた」
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「飲み込みにくさがある」
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「運動をどうすればいいかわからない」
…そんな方こそ、マンツーマン×国家資格セラピストの力を活用しませんか?
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