変形性股関節症でやってはいけない動作|悪化しやすい生活習慣とは|静岡のリハビリ・コンディショニングラボ|T-performance

 

===========================

T-performanceについてはこちらから

T-performance|TOPページ

変形性股関節症のリハビリ特設ページはこちらから

改善事例はこちら

是非、ご覧ください❗️

===========================

 

 

「変形性股関節症になったら、もう運動はしない方がいいのでしょうか」

「階段は避けるべきですか」

「しゃがむのは危険ですか」

このようなご相談はとても多くあります。痛みが出始めると、「これ以上悪化させたくない」という不安が強くなり、“禁止事項”を探したくなるのは自然なことです。

 

しかし結論から言うと、絶対にやってはいけない動作が一律に決まっているわけではありません。

問題になることが多いのは、特定の動作そのものというよりも、股関節に負担が集中した状態を、繰り返し続けてしまうことです。

 

たとえば同じ「しゃがむ」という動作でも、

・骨盤が安定し、体幹が支えられている状態で行うしゃがみ

・片側に体重が偏り、股関節だけで支えているしゃがみ

では、関節にかかる負担は大きく変わります。

 

つまり重要なのは、「何をするか」よりもどのように行っているか、どのくらいの頻度で続けているかという点なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

🔵 股関節に負担がかかりやすい動きの特徴


 

変形性股関節症で悪化しやすいのは、股関節に強い圧縮やねじれの力が繰り返しかかる状態です。

 

具体的には、

深くしゃがむ動作を何度も繰り返す

低い椅子や床から勢いよく立ち上がる

片脚に体重をかけ続ける立ち方をする

重い荷物を持って長時間歩く

このような場面では、一時的に股関節へかかる負担が大きくなります。

 

特に注意が必要なのは、股関節を深く曲げた状態、いわゆる深い屈曲位で体重がかかる動きです。この姿勢では関節の前方に圧力が集中しやすくなり、すでに軟骨や関節周囲に変化がある場合、痛みが出やすくなります。

 

また、「ねじれ」を伴う動きも負担が増えやすい特徴があります。たとえば、足先を固定したまま体だけをひねる動作や、片脚で方向転換を繰り返すような動きは、関節に回旋ストレスをかけやすくなります。

 

ただしここで大切なのは、これらの動きが“禁止”という意味ではないということです。

問題になるのは、

疲労がたまっている状態で続ける

痛みが出ているのに無理をする

身体の支えが弱いまま負担をかける

といった条件が重なったときです。

 

例えるなら、やわらかいタイヤで段差を何度も乗り越えるようなものです。段差そのものが悪いのではなく、クッション性が落ちた状態で衝撃を受け続けることが負担を増やします。股関節でも同じことが起こります。

 

だからこそ、「この動きはダメ」と単純に制限するよりも、どうすれば負担を減らしながら行えるかを考えることが、現実的で継続可能な対策になります。

 

 

 

 

 

 

 

🔵 見落としやすい「悪化しやすい生活習慣」


 

股関節の痛みというと、特別な運動や大きな動作が原因だと思われがちですが、実は日常生活の中で無意識に続けている習慣が影響していることも少なくありません。

 

横座りや脚を組む姿勢

常に同じ側に体重をかけて立つクセ

ソファに浅く座り、骨盤が後ろに倒れた姿勢

運動不足による筋力低下

こうした習慣は、一回一回の負担は小さくても、毎日積み重なることで股関節へのストレスを増やします。

 

たとえば、脚を組む姿勢が習慣になっている場合、骨盤は常に左右どちらかに傾きやすくなります。その状態が長時間続くと、股関節の片側に負担が集中しやすくなります。

また、片脚に体重をかけて立つクセも同様で、気づかないうちに左右差を固定してしまいます。

 

特に注意したいのが、骨盤が後ろに倒れた姿勢です。

ソファに浅く腰かけ、背中を丸めるような姿勢では、股関節は常に曲がった状態になります。この姿勢が長く続くと、股関節の前方に圧力がかかりやすくなり、関節の前側にストレスが集中します。

 

猫背の姿勢は「背中の問題」と思われがちですが、実際には骨盤の傾きが変わることで股関節にも影響が及びます。股関節は骨盤と一体となって働いているため、姿勢の崩れはそのまま関節への負担につながります。

 

さらに、運動不足による筋力低下も見逃せません。

股関節を支える筋肉、特にお尻や体幹の筋肉が弱くなると、関節そのものにかかる負担が増えやすくなります。動かしていないつもりでも、実は支える力が弱くなっていることが、痛みの背景にある場合もあります。

 

こうした習慣は「悪いことをしている」という自覚がないため、気づきにくいのが特徴です。しかし、小さな偏りが積み重なることで、徐々に関節のストレスが増えていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

🔵「やってはいけない=動かない」ではありません


 

悪化が怖いからといって、できるだけ動かないようにする――

これは一見、慎重な判断のように思えるかもしれません。

 

しかし、過度な安静は別の問題を生みます。

長く動かない状態が続くと、

筋力が落ちる

関節が硬くなる

血流が低下する

といった変化が起こり、かえって股関節への負担が増えてしまうことがあります。

 

変形性股関節症では、

動かなさすぎること

無理をしすぎること

この両極端が問題になります。

無理をすれば炎症や痛みを悪化させやすくなり、動かなさすぎれば支える力が弱くなり、関節への負担が増えます。

 

大切なのは、「動くか動かないか」という二択ではなく、どの程度までなら負担にならないかを整理することです。

痛みが出る強度や回数を把握し、身体の状態に合わせて負荷を調整することが重要になります。たとえば、階段を完全に避けるのではなく、手すりを使う、回数を減らす、姿勢を整えて行うなど、負担をコントロールする方法は複数あります。

 

股関節症においては、「禁止すること」よりも「整えながら続けること」の方が、長期的には現実的で効果的です。

怖さから止めるのではなく、状態を理解しながら適切に調整することが、悪化を防ぐための本質的な考え方になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

🔵 本当に避けたいのは“痛みを我慢して続けること”


 

変形性股関節症で、もっとも注意が必要なのは「特定の動作」そのものよりも、痛みを我慢しながら負担を続けてしまうことです。

 

たとえば、

強い痛みが出ているのに無理をする

違和感を感じながら同じ動きを繰り返す

痛み止めでごまかして負担を続ける

こうした状態が続くと、関節や周囲の筋肉にかかるストレスが蓄積しやすくなります。

 

痛みは、身体からの重要なサインです。

「今は負担が大きい」「これ以上は危険かもしれない」という警告の役割を果たしています。

 

それを無視して動き続けると、関節内の炎症が長引いたり、周囲の筋肉が防御的に硬くなったりします。その結果、可動域がさらに狭くなり、より強い痛みを感じやすい状態に陥ることもあります。

 

特に注意したいのは、「少し痛いけれど我慢できるから大丈夫」という感覚です。

我慢できる範囲の痛みでも、それが毎日繰り返されることで、徐々に関節への負担が積み重なっていきます。

 

また、痛み止めを使用している場合も、症状が軽くなったように感じて動きすぎてしまうことがあります。薬そのものが悪いわけではありませんが、「痛みが減った=負担が減った」とは限らない点には注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

🔵 防ぐために必要な視点


 

変形性股関節症で大切なのは、「動作を禁止すること」ではなく、負担が集中しない身体の状態をつくることです。

 

そのために重要になるのが、

姿勢の整理

骨盤と体幹の安定

歩き方の見直し

といった視点です。

 

股関節は単独で働いているわけではありません。

骨盤や体幹が不安定なまま動作を行うと、股関節に余計な負担が集中しやすくなります。

 

たとえば、骨盤が傾いた状態で歩き続けると、片側の股関節に体重が偏りやすくなります。体幹の支えが弱いと、衝撃をうまく分散できず、関節への圧力が強くなります。

 

つまり問題は「階段が悪い」「しゃがむ動作が悪い」という単純な話ではありません。

同じ動作でも、

姿勢が整っているか

体重のかけ方が適切か

回数や強度が適切か

によって、関節への負担は大きく変わります。

 

大切なのは、「この動きは禁止」と一律に決めることではなく、どうすれば負担を減らして同じ動きを行えるかを考えることです。

 

その視点を持つことで、必要以上に活動を制限することなく、生活の質を保ちながら股関節を守ることができます。

変形性股関節症は進行性の疾患ですが、適切に負担をコントロールできれば、長く動き続けることは十分に可能です。

怖さから止めるのではなく、理解して調整する――その積み重ねが、悪化を防ぐための現実的な方法になります。

 

 

 

 

 

 

 

🔵 変形性股関節症の全体像を知りたい方へ


 

「やってはいけない動作」は一律ではありません。

実際には、進行段階や現在の身体の状態によって判断は大きく変わります。

 

初期であれば、負担を調整しながら動きを保てるケースもあります。

一方で、炎症が強い時期や痛みが増している段階では、一時的に負荷を抑える必要があることもあります。

 

さらに、筋力や柔軟性、姿勢の状態によっても、同じ動作の安全性は変わります。

つまり、「動作そのもの」ではなく、「今の身体に合っているかどうか」が重要になります。

 

そのため、

症状の段階別の考え方

当施設でのリハビリの進め方

保存療法と手術をどう整理するか

といった視点を、ひとつの流れとして理解することが大切です。

 

変形性股関節症は、「今どう対処するか」だけでなく、「これからどう付き合っていくか」を考える疾患です。

不安を減らすためには、断片的な情報ではなく、自分の状態に合わせた全体像を把握することが欠かせません。

 

特設ページでは、当施設がどのような視点で評価を行い、どの段階で何を優先するのか、股関節だけでなく姿勢・体幹・歩行まで含めてどのように整理していくのかを具体的にまとめています。

 

「何をすればいいのか分からない」という状態から、

「今やるべきことが明確になった」という状態へ。

そのための全体像を、特設ページでご紹介しています。

 

▶︎ 変形性股関節症リハビリの全体像はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

🔵まとめ


 

変形性股関節症で本当に避けたいのは、「この動きは絶対ダメ」という単純なルールではありません。

問題になるのは、股関節に負担が集中する状態を続けてしまうことです。

 

無理をしすぎることはもちろん、動かなさすぎることもまたリスクになります。

筋力が低下し、関節が硬くなれば、かえって負担は増えてしまいます。

 

大切なのは、

今の身体の状態を把握すること

負担が集中している原因を整理すること

その上で適切な負荷に調整すること

この積み重ねが、進行を緩やかにし、長く動き続けるための現実的な方法です。

 

もし今、

何をしていいのかわからない

この動きは大丈夫か不安がある

痛みを繰り返している

と感じているのであれば、一度立ち止まって身体の使い方を整理することが重要です。

 

「我慢する」でも「全部やめる」でもなく、今の状態に合った整え方を見つけることが、将来の動きやすさと生活の質を守る第一歩になります。

▶︎ 初回体験の流れについてはこちらから