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T-performanceについてはこちらから
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Contents
🔵 はじめに
T-performance(ティー・パフォーマンス)は、症状の改善だけでなく、再発予防・社会復帰・趣味再開を目指すリハビリ・コンディショニングラボです。
JR静岡駅南口より徒歩7分、森下小学校正門前にあり、完全予約制のプライベート空間で一人ひとりに合わせたリハビリを行っています。
脳梗塞や脳出血の後遺症、パーキンソン病などの神経疾患、脊柱管狭窄症や変形性関節症といった整形疾患まで、「もう少し良くなりたい」という想いに寄り添い、理学療法士によるマンツーマンリハビリを提供しています。
脳卒中リハビリにおいて最も重要なのが、どの脳の部位がどんな働きを担っているかを理解することです。
なかでも「前頭葉」は、“人らしさ”をつくる中枢とも呼ばれ、思考・感情・運動・行動のコントロールに深く関わります。
人間の思考や行動、生命維持など、人間が生きていくうえで必要な事柄の全ての司令塔です。 そして、脳部位によってそれぞれ請け負っている役割が異なるということもわかっています。人間の脳は、大脳、間脳、脳幹(中脳、後脳、延髄)、小脳の4種類の領域に分類されます。
▶︎【脳の主な役割】
🟠大脳皮質の左脳 … 知覚、思考、判断、意思、感情を司る。(論理的思考)
🟠大脳皮質の右脳 … 本能や自律神経、記憶を司る。(感覚的思考)
🟠脳幹 … 中枢神経系を構成する部位が集まっている器官。
中脳・橋・延髄から構成され、意識や覚醒などの重要な役割を担う。
🟠脳室 … 脳脊髄液により各脳部位へ栄養補給、酵素を補給。衝撃に対するクッション。
🟠右脳と左脳 … 大脳は右半球と左半球で機能が大きく異なります。言語中枢があるほうを優位半球、ないほうを劣位半球と区分されています。
通常右利きの人は、左脳が優位半球、左利きの人は大半が右脳が優位半球となり、優位半球は生まれた時から決まっている様です。
脳梗塞や脳出血に関して梗塞や出血が起こった部位で起こりうる症状が変わるためまずは『脳の役割シリーズ』の中で大脳皮質(前頭葉)の役割をご紹介します。

【その他ブログ】
🔵 前頭葉の役割
前頭葉は、人の“意志・思考・行動”の中心を担う脳の中枢です。
大脳半球の約3分の1を占め、思考・判断・感情のコントロール・コミュニケーション・運動指令など、まさに「人間らしさ」を形づくる領域です。
脳卒中や外傷によって前頭葉が損傷すると、単なる手足の麻痺だけではなく、性格や意欲、言葉、行動といった“人の本質的な部分”に変化が現れます。
T-performanceでは、この「脳と身体の連携不全」を丁寧に整え、再び“自分らしく動ける・考えられる”状態へ導くことを目的としています。
▶︎ 一次運動野・運動連合野 ― 「動かす指令の出発点」
一次運動野は、身体を動かすための「出発信号」を出す場所です。
脳から脊髄を介して筋肉へ「動け」という命令が送られ、私たちは初めて腕を上げたり、足を踏み出したりできます。
この指令を具体化するために、すぐ隣にある運動連合野が「どう動かすか(順番・力加減・方向)」をプランニングしています。
脳卒中や脳外傷でこの領域が損傷すると、単純な麻痺だけでなく、「どう動かしていいのか分からない」「思った通りに動かせない」といった“運動の指令ミス”が起こります。
たとえば、コップを取ろうとしても力加減が合わず、強く握って倒してしまう。
この現象は筋力不足ではなく、脳が筋肉への命令を誤って出している状態です。
T-performanceのリハビリでは、ただ筋肉を動かすのではなく、「脳と筋肉の通信を再接続する再教育」を目的にしています。
◯ 感覚運動統合トレーニングでは、タオルやブラシを用いた触覚・圧覚刺激を行い、脳の“身体地図(ボディマップ)”を再構築。
感覚入力を通して「ここを動かす」「この力で押す」という正しい出力を取り戻します。
◯ ミラーセラピー(鏡療法)では、健側の動きを鏡で見せることで、麻痺側にも“動いたと錯覚させる”視覚刺激を与えます。
脳が「動ける」と再認識することで、神経再配線(ニューロリオーガナイゼーション)を促進します。
◯ 姿勢連動運動訓練では、骨盤や体幹を安定させたうえで四肢を動かすことで、運動連鎖を再構築。
土台を安定させることで、動作時のエラーを最小限に抑え、出力精度を上げていきます。
このように、筋肉ではなく「脳の命令経路そのものを整える」ことこそが、再構築リハビリの核です。
▶︎ 前頭連合野 ― 「考え・判断し・行動する」中枢
前頭連合野は、私たちが「目的を持って行動する」ための司令塔です。
外からの情報を統合し、判断・計画・感情を整理して行動を選択します。
この部位が損傷すると、行動力や感情の安定性に影響が出ます。
たとえば、以下のような変化が現れます:
思考や発言のテンポが遅くなる、計画的な行動が苦手になる、感情の起伏が激しくなる、社会的判断(TPOを読む)が難しくなる、無気力、または過剰な衝動行動
これらは単なる「性格の変化」ではなく、前頭連合野の神経回路が一時的にうまく働いていない状態です。
T-performanceでは、この領域のリハビリとして「デュアルタスク(運動+認知課題)」を重視します。
これは、身体を動かす課題と頭を使う課題を同時に行うことで、脳の複数領域を協調的に再活性化する方法です。
【リハビリ介入例】
◯ 歩行中に会話をする(聴覚+運動)
◯ 手を動かしながら簡単な計算をする(視覚+運動+言語)
◯ 姿勢保持中に指示を記憶して再現する(記憶+注意+姿勢制御)
このように「動く」「考える」「反応する」を同時に訓練することで、脳が生活の中で必要なマルチタスク能力を再構築します。
結果として、「判断して動く」「考えながら作業する」といった日常の動作精度が飛躍的に改善します。
▶︎ ブローカ野 ― 「言葉を発する力」
ブローカ野は、「思いを言葉にする」ための中枢です。
ここでは、言語を理解し、適切な筋肉(舌・唇・喉・呼吸筋)に動作指令を出して発話を成立させます。
この部位が障害されると、「言葉は分かるのに話せない」「声が出づらい」といった運動性失語が生じます。
感情や知性は保たれているにもかかわらず、自分の気持ちを言葉にできないという苦しみを伴うケースも少なくありません。
T-performanceでは、ブローカ野の機能回復を促すために、呼吸・発声・構音の三軸アプローチを行います。
◯ 呼吸リズムトレーニング
呼吸筋(横隔膜・外肋間筋)の動きを整え、息の流れを安定させる。声の持続時間が延び、発話が滑らかになります。
◯ 発声リハビリ
声帯振動と呼吸リズムを同期させ、声の出しやすさを改善します。
「喉に力を入れずに声を出す」練習を繰り返すことで、声のトーンや響きが戻ります。
◯ 構音練習(舌・唇・喉の協調訓練)
音の発音(p・t・kなど)の明瞭度を高め、話すスピードやリズムを改善。
これらの訓練を「呼吸法」「姿勢制御」「リズム訓練」と組み合わせることで、脳内の言語ネットワークを再統合し、“伝える力”の再構築を図ります。
▶︎ 前頭眼野 ― 「視線と注意の切り替え」
前頭眼野は、視線の動きと注意の方向転換を担う領域です。
物を見つめたり、周囲の状況に素早く反応したりするために、眼球と体幹の動きを同時にコントロールします。
この領域の損傷では、目線が固定されてしまう(動かしづらい)、見たい方向を意識的に追えない、周囲の情報を見落とす(空間認知のズレ)といった症状が出ます。
T-performanceでは、視覚と身体の統合的トレーニングを重視します。
◯ 眼球–頸部–体幹の連動トレーニング
目で追いながら首や体を回すことで、視覚と姿勢制御を協調させます。
◯ 水平線トレーニング
目線の水平を保ちながら立位や歩行動作を行うことで、空間認識とバランス能力を改善。
◯ 空間スキャン訓練
左右に視線を振り分けて情報を探す練習。半側無視の改善にも効果的です。
これらを通して、「見て→感じて→動く」という感覚–運動連鎖を再構築。
視覚的注意の回復は、転倒予防や日常生活の安全性にも直結します。
このように、前頭葉の各領域は「動かす」「考える」「話す」「見る」といった行動の根幹を担っており、T-performanceでは、それぞれの機能を「再構築」するためのリハビリを科学的に組み立てています。
単なる動作練習ではなく、**脳の回路そのものを再教育する“再構築リハビリ”**こそが、前頭葉障害への本質的なアプローチです。
🔵 前頭葉が障害されるとどうなる?
前頭葉は、単に体を「動かす」ための領域ではありません。
行動の方向づけ、感情のコントロール、社会的判断、そして「自分らしく生きる力」を支える中枢でもあります。
そのため損傷すると、単なる運動麻痺だけでなく、思考・行動・感情・社会性といった“人間らしさ”のあらゆる側面に影響が及びます。
前頭葉の障害は、どの部位に生じたか(優位半球/非優位半球/前頭葉後方部など)によって症状が大きく異なります。
▶︎ 優位半球(左脳)の障害 ― 言葉と思考のコントロールが乱れる
多くの人では左脳が「言語優位半球」であり、言葉や論理的思考を司ります。
この領域が損傷すると、次のような変化が起こります。
◯ 言語障害(ブローカ失語など):
言いたいことが頭に浮かんでも、うまく言葉にできない。話そうとしても言葉が出てこない。
これは「理解はできるのに話せない」タイプの失語であり、患者本人のもどかしさが非常に強い特徴です。
◯ 思考・計画の遅延:
行動に移すまでに時間がかかる、段取りが立てられない。
これは脳の“前頭前野ネットワーク”の伝達効率が低下しているためで、脳内のワーキングメモリ(作業記憶)の機能低下によるものです。
◯ 集中力・反応速度の低下:
ひとつのことに集中できず、周囲の刺激に注意が散りやすい。
また、声をかけられてから反応するまでに数秒の遅れが生じることもあります。
これは運動指令を出す前頭葉後方部と、注意を司る前頭極の連携が乱れているためです。
T-performanceでは、こうした「言語×動作」の協調を取り戻すために、運動と発声を組み合わせたリハビリを導入しています。
たとえば、「動作に言葉を乗せる(例:立つ・伸ばす・押す)」という音声出力を併用することで、脳内ネットワークの再同期を促します。
▶︎ 非優位半球(右脳)の障害 ― 感情・空間・注意のバランスが崩れる
右脳は、直感・感情・空間認知などを統合的に処理する領域です。
この領域の損傷は、見た目では分かりにくいものの、生活の質に大きな影響を及ぼします。
◯ 感情表現の低下:
喜怒哀楽の反応が乏しくなり、表情の変化も少なくなる。
家族から「感情がなくなったように見える」と言われることもありますが、実際は感情が“出せない”状態です。
◯ 注意力の片寄り(半側空間無視):
右前頭葉・頭頂葉の連携が乱れると、左側の空間への注意が極端に低下します。
その結果、左側の物体に気づかない、食事で左側を残す、左の袖を通さないなどの日常的な偏りが見られます。
◯ 状況理解の困難:
会話の文脈や相手の表情・トーンを理解する力が弱まり、社会的場面で誤解を招くこともあります。
T-performanceのリハビリでは、右脳障害に対して「感覚−空間−情動統合」を目的としたアプローチを行います。
具体的には、
◯ 鏡や視覚フィードバックを活用した左右対称運動
◯ 音楽やリズムを使った情動刺激トレーニング
◯ 空間探索を含む動作課題(例:ボールキャッチ、床マーカー移動)
これらを通じて、「空間を感じて動く」「感情を伴って表現する」能力を取り戻していきます。
▶︎ 前頭葉後方部(一次運動野)の損傷
前頭葉の後方には一次運動野があり、ここが実際に「動け」という命令を出す最終出力装置です。
この部位が損傷すると、対側の手足に麻痺が起こります。
◯ 片麻痺(対側の手足が動かない):
典型的には、左脳損傷で右半身、右脳損傷で左半身に麻痺が生じます。
単に力が入らないだけでなく、「思っても動かない」「命令が伝わらない」感覚が強いのが特徴です。
◯ 細かい動作の不正確さ:
ボタンを留める、ペンを持つなど、指先の細かい調整が難しくなります。
これは運動の出力だけでなく、感覚フィードバック(どのくらい力を使っているか)も乱れているためです。
◯ 運動開始困難(イニシエーション障害):
動作を始めようとしてもスイッチが入らず、介助や声かけでやっと動ける状態。
これは運動野から線条体(基底核)への情報伝達が途絶え、運動の“起動信号”が出せないためです。
T-performanceでは、このような「動作の立ち上がり障害」に対して、神経−感覚−筋連動の再教育を行います。
◯ 関節周囲の感覚入力(タッピング・加圧・振動刺激)で脳への入力を増やす
◯ 呼吸とリズム運動を組み合わせて、運動タイミングを再形成
◯ 鏡療法や体幹連動運動で、左右の神経経路を協調再構築
これにより、脳からの運動指令が再びスムーズに出せるようになり、「自分で動ける感覚」を少しずつ取り戻していきます。
🔵 実際のサポート事例
―― 現場で“取り戻した”日常と希望 ――

T-performanceでは、脳卒中や頭頂葉損傷による後遺症で
「思うように動かせない」「再発が怖い」「仕事や趣味に戻れない」
といった不安を抱える方に寄り添い、「できることを増やす」ための再構築リハビリを行っています。
ここでは、実際にサポートさせていただいた3名の体験をご紹介します。
▶︎ 事例①|仕事復帰を果たした50代男性
― 「もう無理だと思った仕事に戻れた」
対象:50代男性/脳梗塞後遺症(右片麻痺)
症状:右肩の痛み、肘から先の動かしづらさ、右脚の踏ん張り困難。
階段や坂道での転倒恐怖感、長時間の立位でバランス喪失など。
アプローチ内容:
◯ 肩関節可動域訓練+感覚再教育(触覚・圧覚入力)
◯ 体幹・骨盤安定トレーニング(体重移動・片脚荷重)
◯ 運動連鎖トレーニング(肩→肘→手の順で再学習)
◯ 現場復帰に向けた職業特化動作練習(道具操作訓練)
ご本人の声:
「退院後、仕事復帰は無理だと半ば諦めていましたが、
右手の動きとバランスが戻り、無事現場に復帰できました。
ここまで戻れるとは思っていませんでした。本当に感謝しています。」
📌セラピストコメント
感覚入力(触覚刺激)と実際の職業動作(工具操作など)を連動させることで、
脳の「運動マップ」が再構築されました。頭頂葉の再学習には、実生活に直結する動作課題が最も効果的です。
▶︎ 事例②|80代男性
― 「また散歩に行けるようになり、外出が楽しみになった」
対象:80代男性/脳梗塞後遺症(左下肢麻痺)
症状:左脚の踏ん張り不良・膝伸展制限(−30°)・足先の痺れ。
体重をかけると痛みが強く、転倒恐怖で外出を控えていた。
アプローチ内容:
◯ 下肢伸展筋群の再教育(大腿四頭筋・ハムストリング)
◯ 体幹安定+骨盤コントロールトレーニング
◯ 視覚線維・空間認識リハビリ(ミラー・水平線視覚訓練)
◯ 歩行動作の分解練習(荷重→推進→蹴り出し)
ご家族の声:
「どこへ行っても良くならず諦めていたところ、T-performanceさんを見つけました。
栄養や運動のことまで丁寧に教えてもらい、父も『また散歩に行きたい』と言うようになりました。」
📌 セラピストコメント
この方は空間認識の偏り(右寄り歩行)+下肢筋力低下が重なっていました。
骨盤の安定と視覚線維リハを組み合わせることで、歩行時の左右バランスと体幹軸の再構築を実現しました。
▶︎ 事例③|70代女性
― 「“もう左半身は動かない”と言われたけれど、立ち上がれるようになった」
対象:70代女性(焼津市)/脳梗塞左片麻痺
症状:左半身完全麻痺・寝返り不可・起き上がり全介助・痺れ強度NRS10。
施設内でも長時間座位が取れず、身体の傾きと痛みが顕著。
アプローチ内容:
◯ 体幹・骨盤のアライメント再構築
◯ 感覚入力(温冷刺激・表在感覚・関節モビリティ)
◯ 起き上がり・寝返り練習(プッシャー対策含む)
◯ 痛み・痺れ緩和アプローチ+栄養・水分指導
ご本人の声:
「もう左半身は動かないと医師に言われていましたが、
前田先生に出会って希望を持てました。
痛みや痺れだけでなく、再発予防の食事や自主トレまで丁寧に教えてくれて感謝しています。」
📌 セラピストコメント
頭頂葉損傷+半側空間無視のケースでは、“身体の中心を感じる”感覚再構築が鍵になります。
左右非対称の刺激入力・プッシャー制御トレーニングを通じて、
脳が再び「自分の左側」を認識できるようになることが、回復の大きな転機でした。
🔵 まとめ
前頭葉の障害は、単なる「麻痺」や「言語障害」にとどまりません。
思考・判断・感情・注意・意欲――それらをまとめ上げる前頭葉が機能しないと、人は“行動する自分”を見失ってしまいます。
しかし、神経の可塑性(Neuroplasticity)は生涯にわたり存在します。
適切な刺激とタイミング、そして本人の意欲が揃えば、前頭葉は再び学び直すことができる臓器です。
T-performanceでは、「動作の再構築=人生の再設計」と捉え、
理学療法士が運動・感覚・栄養・自律神経のすべてを統合しながら、再び“前を向いて歩ける”日常をサポートしています。
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📍 店舗情報
T-performance(ティーパフォーマンス)
静岡県静岡市駿河区森下町3-40 フレシールコート森下町506|JR静岡駅南口 徒歩7分
森下小学校正門前
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