1章 半月板損傷とは

半月板損傷は10~20代はスポーツ外傷が多く、中高年は立ち上がりや無理な動作をして膝を捻った時に生じやすい疾患です。
半月板は大腿骨と脛骨の間に存在し、体重の衝撃吸収や関節運動の安定化をおこなう役割があります。

事故・スポーツにより、膝関節を屈曲した状態で異常な回旋力が加わると、半月板の一部が脛骨と大腿骨の間に挟まり損傷を受けます。
または、体重増加や加齢による長年の負荷の蓄積がきっかけに、日常生活の動作でも損傷が生じる場合もあります。

膝関節のクッション・運動補助の役割をもつ半月板が損傷してしまうと、膝関節への負荷を増加させてしまい、そのまま放置していると変形性膝関節症の進行リスクが増加すると言われています。

◆主な症状

  • 膝を捻る、膝を伸ばす動作、階段昇降、正座が困難になる。
  • 階段昇降でしゃがみ込み時に痛みと膝に引っかかりを感じ、他にも「コリッ」「パキッ」といったクリック音が生じる。
  • 膝関節に水腫や血腫が溜まり、動きの制限や痛みを生じやすい。

◆病態と分類

半月板損傷の種類は様々ですが大きく分類すると、「縦断裂」、「水平断裂」、「横断裂」、それらの混合型である「弁状断裂(フラップ状断裂)」などがあります。

2章 半月板損傷の治療法とは

半月板損傷の治療法は、大きく分けて保存療法(主に手術以外の治療法)と手術療法に分けられます。

◆保存療法

  • 運動療法

    半月板損傷によって膝関節の安定性や衝撃吸収が低下した機能に対して、運動療法にて筋肉強化や柔軟性改善を図ることで膝関節への負担を減少させます。
    また、運動をおこなうことで肥満を予防し、膝関節への負担を減少させます。
  • 薬物療法

    薬物療法は薬を使用することで炎症を鎮め、痛みを和らげる治療法です。
    ヒアルロン酸・ステロイド・局所麻酔剤(痛み止め)などの注射も行う場合もあれば、外用薬、内服薬などの処方で対応します。
  • 装具療法

    装具を装着することで、半月板損傷によって不安定になった膝関節の安定性をサポートします。また、負担の減少や痛みを抑えることで治癒を促進させる目的で行います。装具には多くの種類があり、損傷の部位や程度などに応じて処方します。
  • 再生医療(バイオセラピー)

    手術を行いたくない、または内科的な問題などによる身体的な問題で行えない方に新しい選択肢として再生医療(PRP療法、PFC-CFD療法)が選択されることがあります。痛みの緩和や半月板組織の修復が期待できる治療法です。

◆手術療法

手術療法は保存療法にて改善しない場合や、症状より歩行などの日常生活に支障をきたす場合に行います。

損傷した部分を切り取る切除術と、損傷した部分を縫い合わせる縫合術に分けられます。
半月板損傷は若者に多く、切除による将来の変形性膝関節症の予防という観点から、できるだけ半月板を温存する治療法が選択されるようになっています。

  • 半月板切除術

    損傷した半月板を縫合しても回復が見込めない場合が適応となり、半月板を部分的に切除して整える手術です。半月板を切除するため、後に膝関節の変形などが起きやすくなる因子の1つになるといわれています。
  • 半月板縫合術

    半月板縫合術は裂けた半月板を縫い合わせて修復する手術です。必要に応じて一部半月板を切り取ることもありますが、半月板を温存することができるため、切除術と比較して膝関節の変形が起きにくいとされています。

保存療法にて改善が見られない場合や日常生活での制限や痛みが強い場合には手術を薦められる場合があります。

3章 半月板損傷のリハビリとは

半月板損傷は保存療法や手術療法後はリハビリが推奨されています。
リハビリにて筋力や関節可動域の向上を図り、膝関節への負担を減らすことで変形性膝関節症へ発展させないことが重要となります。

◆変形性膝関節症に対するリハビリの分類として…

  1. 理学療法(歩行・バランス練習、姿勢練習、身体運動、生活指導など)
  2. 運動訓練(関節可動域訓練、筋力増強訓練、バランス運動、歩行訓練など)
  3. ストレッチ(体幹、股関節周囲、肩甲骨周囲など)
  4. トレッドミル歩行(速度や傾斜を調整したトレッドミル歩行)
  5. ノルディック歩行
  6. 物理療法
  7. スポーツ動作獲得訓練(スポーツ動作の獲得、再発予防の動作指導など)
半月板損傷のリハビリとは

上記の項目は、専門医での診療・病院・介護施設で行われている一般的なリハビリですが、保険制度上の制約により、目標に対する本来必要なリハビリの量と質の確保が困難な場合も多くあります。

当事業は静岡市を拠点に、専門的なリハビリサービスを自費にて提供しております。
保険下でのリハビリテーションとは異なり、お客様一人ひとりの目標や状態に合わせたリハビリ、コンディショニングを経験豊富な理学療法士が『マンツーマン』にて実施させていただきます。

またカウンセリングと体験プログラムを経て、60分・90分・120分の時間設定を状態に合わせて提案し、集中的なリハビリを1~2ヶ月間継続致します。
お客様の尊厳を念頭におき、『想いを形にするリハビリ』を提供するため尽力致します。

無料電話相談等も実施しておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

4章 T-performanceの再構築リハビリとは

T-performanceのリハビリは、「膝を動かす」ことを目的とせず、神経・姿勢・代謝を三位一体で整える“再構築リハビリ”を軸にしています。

半月板損傷の痛みや動作制限は、単に関節や筋肉の問題ではありません。多くの場合、「骨盤・脊柱・神経の連動性の乱れ」や「代謝・回復リズムの低下」が背景にあります。
そのため、局所的に膝をケアするだけでは、根本的な改善や再発予防は困難です。 T-performanceでは、身体を“ひとつのシステム”として捉え、以下の3つの柱を統合的に整えることで、「動ける身体」から「動き続けられる身体」へと導きます。

  • スパインダイナミクス療法で骨盤・脊柱・神経のつながりを再教育
  • コアコンディショニングで姿勢・体幹・膝関節の運動連鎖を再構築
  • 栄養サポートで代謝と修復力を内側から高める

この三位一体のアプローチこそ、T-performanceが提唱する「再構築リハビリ」です。

以下では、半月板損傷リハビリにおける3つの柱(神経・姿勢・代謝)について、それぞれの目的と具体的アプローチをご紹介します。

◆スパインダイナミクス療法とは

膝関節は、股関節・骨盤・脊柱との“連動の中継点”にあります。この連携が崩れると、膝だけに負担が集中し、半月板損傷や関節変形を引き起こしやすくなります。

スパインダイナミクス療法は、「なぜ膝に負担がかかるのか?」を神経・構造・生活習慣の観点から解析し、動作を再教育していく理学療法アプローチです。

目的とアプローチ

  • 骨盤・腰椎・膝関節の微細な動きを整え、神経伝達をスムーズにする
  • 姿勢・呼吸リズムを再調整し、筋緊張と痛みの悪循環を断ち切る
  • 「動かす」ではなく「動ける」身体へ導く神経再教育アプローチ

筋肉を“ほぐす”のではなく、脳と神経に正しい動作パターンを再学習させることが最大の特徴です。
神経と筋のリズムが噛み合うことで、膝の動作がスムーズになり、再発予防にもつながります。

◆コアコンディショニングとは

半月板損傷の方の多くは、痛みを避けるために代償動作(かばうクセ)が定着しています。これにより、骨盤・股関節・膝の運動連鎖が乱れ、歩行や階段動作に歪みが生じます。

T-performanceのコアコンディショニングでは、発達運動学と姿勢制御理論に基づき、「正しい支え方・動き方を再学習」します。

目的とアプローチ

  • 骨盤と体幹の位置関係を整え、姿勢の土台を再構築
  • 呼吸と動作を連動させ、膝関節への局所的ストレスを分散
  • インナーマッスルとアウターマッスルの協調により、安定性と滑らかさを両立

膝だけに頼らない“全身で支える”感覚を取り戻すことで、日常動作からスポーツ動作までの安定性を高めます。
また、スパインダイナミクスで整えた神経伝達の通り道を、この運動で実際の動作パターンとして定着させることで、「動作の再教育 ✗ 姿勢の再構築」を一体化したリハビリを実現しています。

◆栄養サポートとは

関節・筋肉・神経の回復には、「動かすこと」だけでなく、「栄養で支えること」が欠かせません。
T-performanceでは、臨床栄養医学指導士による栄養サポートを組み合わせ、代謝・修復・抗炎症サイクルを内側から整えます。

PFCバランスで“回復の循環”をつくる

炭水化物(C)・タンパク質(P)・脂質(F)のバランスを整え、筋肉・神経の働きを支えます。
さらに、ビタミンB群・D・マグネシウム・亜鉛・鉄などの微量栄養素を考慮し、炎症を抑えながら組織修復を促進します。

腸を整えて、吸収力と自律神経を高める

腸内環境の乱れは、栄養吸収の低下や免疫・自律神経の不調を引き起こします。
発酵食品・食物繊維・水分バランスなどを活用した「腸から整えるアプローチ」で、膝リハビリの効果を最大化します。

内から支え、外から動かす“再構築リハビリ”

外からのリハビリと内からの栄養サポートを両立させることで、代謝 → 修復 → 学習の好循環をつくり出し、「外から整える ✗ 内から支える」身体づくりを実現します。

◆当事業の総合的なアプローチ

T-performanceのリハビリは、単に痛みを取ることではなく、「自分で動きを維持できる身体」を育てることを目的としています。

  • 手技と運動で“外側”から構造と動作を整える
  • 栄養と自律神経で“内側”から代謝と環境を整える

この両輪を回すことで、骨盤・脊柱・膝関節・神経のリズムが噛み合い、「動ける身体」から「動き続けられる身体」へ進化していきます。

T-performanceが目指すのは、
“その場しのぎ”ではなく、“一生ものの動作改善”。
半月板損傷の再発を防ぎ、膝の安定と未来の自由を取り戻すリハビリです。

5章 実際にスパインダイナミクスとコアコンディショニングを応用したリハビリ体験記

◆ご利用者の紹介

年齢・性別 60歳代女性(沼津市)
診断名・症状 変形性膝関節症、既往歴:半月板摘出
歩き出しの膝の痛みをとりたい、立ち座りの時の痛みを楽にしたい、杖なしでも安心して歩きたい。
症状 膝内側の痛み(NRS7/10)、立ち座り時の痛み(NRS6/10)、正座・しゃがみ困難、慢性的な腰の痛み(NRS6/10)、膝関節の可動域制限など
発症からの期間 2016年ごろ
成果 膝内側の痛み軽減(NRS7/10→1/10)、立ち座り時の痛み軽減(NRS6/10→1/10)、しゃがみ可能へ、慢性的な腰の痛み(NRS6/10→2/10)、膝関節の可動域拡大(屈曲100°→135°)、片脚立位時間(不可→15秒可能へ)、旅行に杖なしで行けた、毎日5000歩程度歩く意欲が出てきたなど
ご利用プラン 60分8回コース

T-performanceのリハビリを受けた体験談

数年前から膝の痛みに悩まされており、大好きな旅行や友人との食事も段々と行けなくなったため接骨院や整形外科を転々とする日々でした。そんな中、友人の紹介で前田先生のことを知り、リハビリを依頼しました。施術してもらって痛みが驚くほど改善したことにも驚きましたが、何事も親身に対応していただき、不安や疑問にも丁寧に答えてくださる姿が色んな施設も転々としてもう治らないと思い

◆ご利用者の紹介

年齢・性別 70歳代男性(静岡市)
診断名・症状 変形性膝関節症、半月板変性
時折出る膝の痛みを治したい、膝のケアの仕方を教えてほしい、痛みを予防したいなど
症状 同じ姿勢や深くしゃがんだ際に膝の内側が痛い、傷みが出たり治ったりを繰り返しているなど
発症からの期間 2020年ごろ
成果 膝可動域拡大(屈曲120°→Full)、股関節可動域拡大(屈曲100°→Full、内外旋20°→45°)、前屈時に地面に手がつくようになった、身体が軽くなった、外出頻度が増えたなど
ご利用プラン ボディケアコース

T-performanceのリハビリを受けた体験談

定年退職後からシルバー人材センターで働き始め、立ち座りなどの頻度が増えたためここ数年膝に痛みを感じるようになっていました。整形外科も受診しましたが、リハビリはやらずに湿布と電気治療のみでもっとケアの仕方を教わりたいと思っていました。身体のケアをしていただくと同時に自分の身体に合ったケアの方法を教えてもらえて、やる度に変化を感じるので自分でも頑張ろうと意欲が湧きました。ありがとうございます。

6章 半月板損傷でお悩みの方へ

半月板損傷は、スポーツや転倒などによる外力、あるいは長年の繰り返し動作や加齢変化によって発生する疾患です。
膝関節のクッションである半月板が損傷すると、衝撃吸収機能が低下し、骨や軟骨・神経への負担が増加していきます。
初期は「膝を曲げた時の違和感」「階段の上り下りでの引っかかり」などの軽い症状から始まり、進行すると、膝の腫れ・痛み・可動域制限へとつながり、日常動作やスポーツに支障をきたすことも少なくありません。

しかし、適切なリハビリと代謝環境の改善によって、再び“動ける膝”を取り戻すことは可能です。

T-performanceでは、理学療法士が一人ひとりの身体の状態・生活背景・目標を丁寧に評価し、60分・90分・120分のマンツーマンセッションで、施術・運動・栄養サポートを組み合わせたトータルリハビリを行います。

  • 関節可動域を保ちながら、膝関節にかかる負担を軽減
  • 骨盤・股関節・体幹の連動性を整え、歩行や姿勢の安定性を向上
  • 栄養と自律神経のバランスを整え、修復力と代謝を内側からサポート

私たちは、「痛みを我慢して動かす」リハビリではなく、「身体のリズムを整え、自然と動ける状態へ導く」再構築リハビリを提供しています。

「もう一度、安心して歩きたい」
「好きなスポーツや趣味を再開したい」
そんな想いに寄り添いながら、施術・運動・栄養の三位一体で、確実な変化をサポートします。

T-performanceのリハビリは、“できないことを減らす”のではなく、“できることを増やす”ための時間です。
膝の痛みや不安を抱えている方こそ、一歩を踏み出すタイミングです。
どうか私たちと一緒に、“ひとつ上のステージへ”。
動き続けられる未来を、T-performanceのリハビリで取り戻しましょう。