1章 側弯症とは
側弯症とは背骨が左右に弯曲し、背骨自体もねじれを伴うことがある疾患のことで、レントゲン検査・神経学的検査・MRI検査などを実施して鑑別されます。
側弯症の分類は様々あり、先天性、神経・筋原性や外傷、腫瘍などの原因が明らかな側弯症と、原因の無い特発性側弯症に分けられます。

◆特発性側弯症
臨床的に非常に多く、脊柱側弯症の80%以上を占めます。
生まれつき(先天性)背骨の奇形、神経・神経や筋肉に原因がある場合(筋原性)や身体を支える組織の異常がある場合(結合織異常)、外傷、腫瘍など、原因となるものが明らかな側弯症のほか、特に原因のないものをいいます。
10歳未満で発症・診断された早期発症側弯症と、10歳以降で発症する思春期側弯症とに分類されます。
思春期に発症するものが最も多く、また男性に比べ圧倒的に女性に多い(5~8倍)ことが知られています。
通常は成長とともにねじれを伴った側弯変形が進行し、成長の終了とともに進行も止まるため軽度の変形であれば、腰痛など痛みの原因になることはなく、妊娠や出産などその後の生活にも影響しません。
しかし、側弯の進行が重度の場合、内臓や肺の圧迫、心臓への負担が増加するため早期発見と診断、リハビリテーションなどの早期治療が重要となります。
2章 側弯症の治療方法とは
側弯変形の程度によって装具療法や運動療法などの保存療法か手術療法に分かれます。
一般的にレントゲン検査で脊柱の側弯変形の程度を示すコブ角が25°未満の場合は定期的な観察を実施し、25°以上の場合は装具療法をはじめとした保存療法を行います。
保存療法としては、リハビリや装具療法を同時並行で行うことで症状改善を図ります。
側弯変形による腰痛や脊柱や筋肉の炎症症状が酷い場合は、抗炎症薬などの内服薬や、ブロック注射などを行うことで症状改善を図ります。
コブ角が40°を超える場合は手術を検討される場合が多いです。

◆保存療法
運動療法
脊柱が左右いずれかに曲がると背中やお尻周りの筋肉が伸ばされる箇所と縮む箇所が出現し、痛みなどへ発展する場合があります。
運動療法により脊柱の柔軟性を維持し、筋力強化を行うことで、側弯変形の進行に対して遅延化や疼痛の改善を図ります。薬物療法
薬物療法は薬を使用することで炎症を鎮め、痛みを和らげる治療法です。
ヒアルロン酸・ステロイド・局所麻酔剤(痛み止め)などの注射も行う場合もあれば、外用薬、内服薬などの処方で対応します。装具療法
一般的に側弯変形のコブ角が25°以上の場合は装具療法を行います。
固定することで脊柱の負担を軽減し、側弯変形の進行を緩和します。
成長期の子供が装具を装着した場合、成長が止まり、骨が成熟して側弯進行もなければ、徐々に着用時間も減らしていきます。
◆手術療法
手術療法は側弯変形のコブ角が40°以上を超える場合は手術を行います。
また装具療法を行っても側弯変形が進行する場合にも適応となります。
手術療法は大きく分けて後方矯正固定術と前方矯正固定術があります。
後方矯正固定術
後方矯正固定術は、脊柱後方側に対してスクリューとロッドを挿入し、回旋操作やねじり戻す操作を加えて脊柱を真っ直ぐとねじれを出来るだけ減らす方法です。
一般的に前方矯正固定術と比較し、固定する脊柱の範囲が広く、矯正力も強いです。前方矯正固定術
前方矯正固定術は開胸や後腹膜を展開して、脊柱前方側に対してスクリューとロッドを挿入し、脊柱への圧縮やねじりを戻す操作を加え、脊柱を真っ直ぐとねじれを出来るだけ減らす方法です。
保存療法にて改善が見られない場合や日常生活での制限や痛みが強い場合には手術を薦められる場合があります。
3章 側弯症のリハビリとは
側弯症は保存療法である装具療法と運動療法を用います。
リハビリにて筋力や関節可動域の向上にて脊柱の柔軟性を維持し、側弯症の進行に対する遅延化を図ることで日常生活などを安心して行えるようにします。
また、術後の影響による上・下肢や体幹の柔軟性低下や筋力低下を改善するためにもリハビリによる運動療法などを実施することで大切になります。
◆側弯症に対するリハビリの分類として…
- 理学療法(歩行・バランス練習、姿勢練習、身体運動、生活指導など)
- 運動訓練(関節可動域訓練、筋力増強訓練、バランス運動、歩行訓練など)
- ストレッチ(体幹、股関節周囲、肩甲骨周囲など)
- トレッドミル歩行(速度や傾斜を調整したトレッドミル歩行)
- ノルディック歩行(下半身全体への負担軽減目的)
- 日常生活の動作指導
- 物理療法など

上記の項目は、専門医での診療・病院・介護施設で行われている一般的なリハビリですが、保険制度上の制約により、目標に対する本来必要なリハビリの量と質の確保が困難な場合も多くあります。当事業は静岡市を拠点に、専門的なリハビリサービスを自費にて提供しております。保険下でのリハビリテーションとは異なり、お客様一人ひとりの目標や状態に合わせたリハビリを経験豊富な理学療法士が『マンツーマン』にて実施させていただきます。またカウンセリングと体験プログラムを経て、60分・90分・120分の時間設定を状態に合わせて提案し、集中的なリハビリを1~2ヶ月間継続致します。お客様の尊厳を念頭におき、『想いを形にするリハビリ』を提供するため尽力致します。無料電話相談等も実施しておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
4章 T-performanceの再構築リハビリとは
T-performanceのリハビリは、「脊柱をただ矯正する」ことを目的とせず、脳・神経・姿勢・代謝を三位一体で整える“再構築リハビリ”を軸にしています。
側弯症による背骨の左右およびねじれ変形は、背骨そのものだけでなく、「骨盤・体幹・神経の連携不全」によって引き起こされるケースが多くあります。
そのため、単に矯正ベルトやストレッチだけでは、根本的な改善には至りません。
神経伝達・姿勢制御・代謝環境を同時に整えることこそが、本質的な回復と再発予防の鍵となります。
◆T-performanceでは、
- スパインダイナミクス療法で骨盤・脊柱・神経の“つながり”を再教育し、
- コアコンディショニングで姿勢・体幹・背骨の運動連鎖を再構築し、
- 栄養サポートで代謝と修復力を内側から高める。
この三位一体のアプローチによって、外から“構造”を整え、内から“回復”を支える。
「変形した背骨」から「動き続けられる身体」へ――
それが、T-performanceが提唱する再構築リハビリです。
以下では、側弯症リハビリにおける3つの柱(神経・姿勢・代謝)について、それぞれの目的と具体的なアプローチをご紹介します。
◆スパインダイナミクス療法とは
側弯症は、背骨が左右に曲がり、ねじれを伴うことで、骨盤・体幹・下肢までの連動性が崩れ、姿勢・動作・神経伝達の負荷が高まります。
スパインダイナミクス療法では、背骨・骨盤・下肢・神経をひとつのユニットとして再教育し、神経伝達を整えることで、自然な身体のリズムを取り戻していきます。
- 骨盤と腰椎・脊柱の微細な動きを調整し、神経・筋・関節への荷重バランスを最適化
- 姿勢・呼吸のリズムを整え、筋の過緊張をリセットし、体の歪みを軽減
- 「動かす」ではなく「動ける」身体に導く再教育アプローチ
このアプローチにより、神経—筋—関節のリズムが整い、背骨・骨盤・下肢の連動性が改善し、姿勢崩れ・歩行異常・疲労の軽減につながります。
◆コアコンディショニングとは
側弯症をお持ちの方は、背骨の変形をカバーするために体幹・骨盤・下肢で代償動作が無意識に起きていることが多く、その結果、筋力・柔軟性・運動パターンが乱れてしまいます。
T-performanceのコアコンディショニングでは、発達運動学と姿勢制御理論を基に「姿勢と動作の再学習」を行います。
- 骨盤・体幹・下肢の位置関係を整え、姿勢の土台を再構築
- 呼吸と体幹・歩行動作を連動させ、背骨・骨盤・脚の負担を分散
- インナーマッスルとアウターマッスルの協調で、安定性と滑らかさを両立
このトレーニングにより、背骨・骨盤・下肢が“全身で支える”感覚を取り戻し、変形の進行抑制・歩行動作改善・肩こり・腰痛の軽減にもつながります。
また、スパインダイナミクスで整えた神経の通り道を、このトレーニングで「実際の動作パターン」として再構築することで、動作の再教育 ✗ 姿勢の再構築という統合リハビリを実現しています。
◆栄養サポートとは
背骨・骨盤・体幹の変形に伴う代謝・筋・結合組織の負担を軽減させるには、「動かすこと」だけではなく、「栄養で支えること」が不可欠です。
T-performanceでは、臨床栄養医学指導士によるサポートを組み合わせ、代謝・修復・抗炎症のサイクルを内側から整えます。
PFCバランスで“回復の循環”をつくる
炭水化物(C)・タンパク質(P)・脂質(F)の比率を整え、筋肉・神経・軟部組織の働きを支え、炎症を抑えながら修復を促進します。
ビタミンB群・マグネシウム・鉄・ビタミンDなどの微量栄養素を考慮し、「栄養が届く身体」をつくる
筋や神経の働き、骨の修復、代謝サイクルに必要な微量栄養素(ビタミンB群・マグネシウム・鉄・ビタミンDなど)を積極的に取り入れることで、「栄養がきちんと届く身体」を目指します。
腸から整える回復リズム
腸内環境の乱れは、栄養吸収の低下・自律神経の乱れを招き、リハビリ効果を下げる原因となります。
発酵食品・食物繊維・水分・良質な睡眠を活用し、「腸から整えるアプローチ」で、筋肉・骨盤・神経が連動する代謝リズムを取り戻します。
◆外から整え、内から支える“側弯症リハビリ”
当施設のリハビリは、単に「変形を止める」ためのものではなく、「自分で動きを維持できる身体づくり」を目指しています。
- 手技と運動で“外側”から構造・動作を整え、
- 栄養と自律神経で“内側”から環境を整える。
この両輪を回すことで、背骨・骨盤・脚・神経のリズムが噛み合い、「変形した背骨」から「動き続けられる身体」へと進化していきます。
それが、T-performanceが提唱する側弯症に対する再構築リハビリです。
5章 実際にスパインダイナミクスとコアコンディショニングを応用したリハビリ体験記
◆ご利用者の紹介
| 年齢・性別 | 70歳代 男性(掛川市) |
|---|---|
| 診断名・症状 | パーキンソン病、側弯症 補助具なしで歩きたい、一人で新幹線に乗りたい、妻と旅行に行きたい。 |
| 症状 | 筋固縮、姿勢の崩れ、腰痛、下肢痺れなど |
| 発症からの期間 | 2016年ごろ |
| 成果(施術後の効果 | 歩行の安定・スピード上昇、腰痛、痺れ改善、杖なしでの歩行可能など |
| ご利用プラン | 60分初回体験 |

T-performanceのリハビリを受けた体験談
2016年前にパーキンソン病と診断され、病院を退院した後は、週2回デイサービスを利用しています。
私が利用しているデイサービスでは集団での運動や電気を当ててもらうなどの内容ですが、療法士さんに毎回対応してもらえる訳ではなく、症状の細かな相談や専門的な個別での対応はなかなかやってもらえないんですよね。
段々と身体の傾きや一人で長い距離を歩くのが難しくなってきて奥さんと趣味の散歩を再開したり、自力で病院への定期診察へ行きたいという気持ちが強かったのでもっと本格的なリハビリをやってもらいたいと思っていました。
前田先生には他の施設でもお世話になり、シルバーカーや杖なしでは歩けない状態から補助具なしで身の回りのことが出来たり、新幹線を利用出来るまでに治していただきました。
自宅で長い時間1対1で理学療法士さんに対応してもらえるので、『歩けるようになりたい』『これが出来るようになりたい』というリクエストにすぐ応えてもらえるのがとてもありがたいです。
毎回施術を受けた後は、痛みが消え、杖がなくても歩きやすくなり、本当に嬉しく思っています。ひとつの目標を達成すると欲が出るようでまた登山に行けるように先生とリハビリ頑張ります。
6章 側弯症でお悩みの方へ
側弯症は、背骨が左右に弯曲し、ねじれを伴うことで身体の“支え”としての機能が弱まる疾患です。
発症時期や原因(成長期・成人・先天性・原因不明)によって進行リスクや症状が異なり、体力低下・柔軟性低下・姿勢の乱れなどが蓄積されることで、腰痛・背部痛・歩行不良・臓器・肺への影響など、日常生活にまで大きな影響を及ぼす場合があります。
しかし、早期からの適切なリハビリと生活習慣の見直しにより、「進行を遅らせる」だけでなく、「自分で支えられる身体」を取り戻すことが可能です。
当施設では、理学療法士が一人ひとりの身体の状態・生活背景・目標を丁寧に評価し、
60分・90分・120分のマンツーマンセッションで、施術・運動・栄養のトータルリハビリを実施します。
- 背骨・骨盤・体幹の連動性を整え、姿勢の崩れを根本から改善
- 呼吸・神経・筋の働きを整え、筋過緊張や左右差をリセット
- 栄養・代謝・回復力を“内側”から支え、身体を再構築
私たちは、ただ「背骨をまっすぐにする」ことだけを目的とせず、
“動き続けられる身体”へ導く再構築リハビリを提供しています。
「もっと楽に歩きたい」
「趣味やスポーツを続けたい」
そんな想いに寄り添い、施術・運動・栄養の三位一体で、確実な変化をサポートします。
当施設のリハビリは、“できないことを減らす”時間ではなく、“できることを増やす”時間です。
諦めかけていた方こそ、今が一歩を踏み出すタイミングです。
どうか私たちと一緒に、“ひとつ上のステージへ”。
動き続けられる未来を、T-performanceのリハビリで取り戻しましょう。
T-performanceでは、お客様の身体の状態や生活習慣に合わせて経験豊富な理学療法士が60分・90分・120分など、マンツーマンにて対応致します。
『趣味である〇〇を再開したい』『もっと〇〇を改善したい』といったお客様の想いに応えるため、施術や運動、エクササイズ、栄養指導など様々な視点から最大限の支援と生活指導などのご家族のサポートもさせていただきます。
症状の進行は歩行が困難になるなど、日常生活への影響は計り知れないものになります。
リハビリや運動を通して進行を遅らせたり、症状を改善させることが可能ですので、当事業で『ひとつ上のステージへ』着実に改善するリハビリを体感していただければと思います。


