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大人になってから「側弯症だから仕方ない」と言われたのに、腰痛や背部痛、疲れやすさが増えてきた。
このような相談は少なくありません。
ただ、ここで最初に知っていただきたいのは、大人の側弯症のつらさは「背骨の曲がり」だけで決まらないという事実です。
同じようなカーブがあっても、痛みがほとんど出ない人もいれば、日常生活で強く困ってしまう人もいます。
違いを作るのは多くの場合、骨盤・体幹・呼吸・歩行などの日常動作で、負担がどこに集まっているかです。
例えるなら、道路が少し曲がっていても、車のサスペンション(支え方)やタイヤの偏摩耗(負担の偏り)がなければ走り続けられます。
しかし偏摩耗が進むと、同じ道路でも痛み(不具合)が出やすくなる。側弯症も似ています。
この記事では、医療機関での診断や治療方針を否定するものではなく、「今の生活で何が負担になっているのか」を整理し、崩れない順番で整えるというリハビリの考え方を、理学療法士の視点で具体的に説明します。
「何をすればいいか分からない」「運動が怖い」という方は、まずこの順番を知ってください。
Contents
🔵 大人の側弯症で痛みが出る“本当の原因”は何か
カーブ(形)と痛み(困りごと)は一致しない
大人の側弯症について相談を受ける中で、非常に多い誤解があります。
それが、
「背骨が曲がっている=痛みが出る」
「曲がりが強いほど、症状は重くなる」
という考え方です。
もちろん、変形が強いほど脊柱や周囲組織にかかる負担が増えやすいのは事実です。しかし、臨床現場では形と症状が必ずしも一致しないケースを数多く経験します。
例えば、
-
明らかな側弯カーブがあっても、日常生活でほとんど困らない方
-
レントゲン上は軽度でも、腰痛・背部痛・首肩の張りが慢性的に続く方
このような違いは珍しくありません。
この差を生む要因は、背骨の「形」そのものよりも、その形を抱えた状態で、毎日の生活をどう過ごしているかにあります。
つまり、痛みの正体は「背骨が曲がっていること」そのものではなく、曲がりを抱えた身体が、日常動作の中でどこに無理を集めてしまっているかなのです。
▶︎ 痛みを作るのは「負担が集まる場所」と「逃げ道の少なさ」
大人の側弯症で痛みが出やすい方には、共通して見られる特徴があります。
それは次の2点です。
一つは、負担が集まり続ける場所が固定されていること。
もう一つは、その負担を分散・逃がすための“逃げ道”が少ないことです。
背骨が左右にカーブし、さらにねじれが加わると、身体は無意識にバランスを取ろうとします。
その結果、本来は全身で分散されるはずの負担が、特定の部位に集中しやすくなります。
例えば、日常生活の中では次のような状態が起こりがちです。
-
立っているとき、無意識に片側の脚に体重を乗せ続けてしまう
-
歩行時、片脚だけで身体を支える時間が長くなる
-
胸郭や肋骨の動きが小さくなり、呼吸が浅くなる
-
腰や背中が常に「守る姿勢」に入り、筋肉が固まり続ける
このような状態では、いくら運動やストレッチを頑張っても、負担が集まる構造そのものが変わっていなければ、痛みは繰り返しやすくなります。
「一時的に楽になるが、しばらくすると元に戻る」
「良い日と悪い日の波が大きい」
こうした訴えが多いのは、この構造的な問題が背景にあることが少なくありません。
🔵 よくある負担パターン(骨盤・荷重・胸郭・呼吸)
大人の側弯症で痛みが出ている方を評価していくと、特に多く見られる負担パターンがあります。
多くの場合、これらは単独ではなく、複数が重なって存在しています。
▶︎ 1)骨盤の回旋(ねじれ)
骨盤が左右で前後にズレる、いわゆる「骨盤の回旋」が生じると、身体の土台そのものが非対称になります。
この状態では、背骨は常にバランスを取ろうとするため、腰椎が片側で踏ん張り続ける形になります。
本来、立つ・歩くといった動作では、骨盤と腰椎は左右交互に微細な動きを繰り返しながら負担を分散します。
しかし骨盤にねじれがあると、その分散がうまくいかず、特定の腰椎レベルや殿部の筋肉が“支え役”として固定されてしまいます。
その結果、
・朝起きた時の腰の重だるさ
・立ち続けた後の腰痛
・片側のお尻だけが張る、痛む
といった症状が出やすくなります。
腰痛や殿部痛が「いつも同じ側に出る」という方は、この骨盤の回旋が背景にあるケースが非常に多いです。
▶︎ 2)片側荷重(片側に乗る癖)
立位や歩行の際、無意識のうちに体重が片側に偏っている状態を「片側荷重」と呼びます。
側弯症があると、身体はバランスを保つために自然と“楽な側”を探し、その結果、片側に乗り続ける癖が定着しやすくなります。
この状態が続くと、片側の腰・背中・股関節が常に身体を支える役割を担うことになります。
いわば、その部位が「休めない支柱」になってしまうのです。
臨床では、
「長く立っていると、決まった側だけがつらくなる」
「歩くと、片側の腰や股関節だけが疲れる」
といった訴えをよく耳にしますが、これらは典型的な片側荷重のサインです。
重要なのは、本人にその自覚がほとんどない点です。
無意識で行われているため、評価をしない限り、原因に気づかないまま負担だけが蓄積していきます。
▶︎ 3)肋骨(胸郭)の硬さ
側弯症では、背骨のねじれに伴い、肋骨(胸郭)の動きにも左右差が生じやすくなります。
胸郭が硬くなると、背中の筋肉は身体を支えるために常に緊張した状態になります。
本来、胸郭は呼吸に合わせてしなやかに動き、背骨や体幹の負担を分散する役割を担っています。
しかしその動きが制限されると、背中の筋肉は“鎧”のように固まり、動かない代わりに支え続ける状態になります。
この結果、
・背中の重だるさ
・肩甲骨周囲の張り
・首から肩にかけての慢性的なこり
といった症状が出やすくなります。
「マッサージを受けてもすぐ戻る」「背中が常に張っている感じが抜けない」という方は、筋肉そのものよりも、胸郭が動かない構造が背景にあることが少なくありません。
▶︎ 4)呼吸の浅さ(首肩呼吸)
胸郭の動きが小さくなると、呼吸の主役である横隔膜が十分に働きにくくなります。
その結果、呼吸を首や肩で代償する「首肩呼吸」が定着しやすくなります。
この呼吸パターンでは、首・肩・背中の筋肉が常に呼吸補助として使われるため、筋緊張が抜けにくくなります。
さらに、自律神経の切り替えもうまくいかず、身体が「回復モード」に入りづらくなります。
その結果として、
・慢性的な肩こり
・疲れが抜けにくい
・睡眠の質が下がる
・リハビリや運動の効果を感じにくい
といった状態につながります。
「動いていないのに疲れる」「寝ても回復した感じがしない」という訴えは、この呼吸の浅さが関与しているケースが多く見られます。
ここまで整理すると、大人の側弯症で痛みが出る背景には、骨盤・荷重・胸郭・呼吸といった複数の要素が連動せず、特定の場所に負担が集中している状態があることが分かります。
つまり問題は一箇所ではなく、「身体の使われ方の偏り」です。
ここまで読むと、
「じゃあ結局、何からやればいいのか」
と感じられるはずです。
そこで重要になるのが、次の章で解説する“整える順番”です。
やみくもに運動やストレッチを始める前に、この順番を知ることが、遠回りを防ぐ最短ルートになります。
🔵 まず整えるべき順番は「評価→負担分散→再学習」
大人の側弯症は、同じ診断名であっても、身体の状態や生活背景によって負担の集まり方が大きく異なります。
仕事の姿勢、家事の動き、歩く量、運動歴、過去のケガなど、積み重なってきた要素は人それぞれです。
そのため、「これをやれば全員良くなる」という万能な運動は存在しません。
だからこそ最初に必要なのは、「とにかく頑張る運動」ではなく、今の身体に何が起きているかを整理し、どの順番で整えるかを設計することです。
この順番を間違えると、
・一時的に楽になってもすぐ戻る
・良い日と悪い日の波が大きくなる
・運動が怖くなって続かない
といった状態に陥りやすくなります。
側弯症リハビリの基本となる考え方は、次の3ステップです。
評価 → 負担分散 → 再学習
この流れを守ることで、「頑張らなくても崩れにくい身体」を目指すことができます。
▶︎ 評価:どこが硬く、どこが頑張りすぎているか
最初にやるべきことは、「痛いところをほぐす」ことではありません。
本当に大切なのは、その痛いところが、なぜ頑張らされているのかを見つけることです。
側弯症では、痛みが出ている部位が“原因”ではなく、結果であることが少なくありません。
その部位は、他の場所がうまく働かない分を、代わりに引き受けている「代償役」になっていることが多いのです。
評価では、次のような視点で身体全体を見ていきます。
-
立ったとき、どちらに体重が乗りやすいか
-
骨盤が前後・左右にどのようにズレているか、ねじれはないか
-
胸郭が呼吸に合わせて左右均等に動いているか
-
肩甲骨や腕の動きに、無理な代償が出ていないか
-
歩行時に、片脚だけで踏ん張り続けていないか
-
股関節の硬さが、腰や背中に負担を押し付けていないか
こうした点を整理することで、「今、本当に頑張りすぎている場所」、「本来は働くべきなのに、サボっている場所」がはっきりしてきます。
この評価ができると、やるべきこととやらなくていいことが明確になります。
逆に、この整理がないまま運動やストレッチを始めると、頑張るほど遠回りになることも少なくありません。
▶︎ 負担分散:骨盤・胸郭・股関節に“逃げ道”を作る
評価で「負担が集まっている場所」が分かったら、次に行うのが負担を分散できる身体づくりです。
ここで重要なのは、「背骨をどうにかしよう」と考えすぎないことです。
実際には、背骨の問題は、周囲の逃げ道がなくなった結果として起きていることが多いからです。
よくある失敗が、「痛い腰を直接どうにかしよう」とするアプローチです。
しかし、腰が痛いときほど、腰はすでに限界まで頑張っている“最後の砦”になっていることが少なくありません。
そのため、優先すべきは腰そのものではなく、腰の負担を引き取ってくれる場所を増やすことです。
逃げ道として特に重要になりやすいのが、
-
骨盤の左右差やねじれ
-
胸郭(肋骨)の動きと呼吸
-
股関節の可動域と支え方
これらが少しずつ動けるようになると、腰や背中は「一人で身体を支えなくていい状態」になります。
その結果、筋緊張が抜けやすくなり、痛みの出方も穏やかになっていきます。
この段階は、痛みを直接消すというよりも、痛みが溜まりにくい構造を作る土台と考えると分かりやすいでしょう。
▶︎ 再学習:歩行・立ち上がり・呼吸のリズムを作り直す
負担を分散できる身体を作っても、生活動作が変わらなければ、時間とともに元の偏りに戻ってしまいます。
だから最後に必要になるのが、再学習です。
ここで言う再学習とは、特別なトレーニングを積むことではありません。
むしろ、日常の中で無意識に行っている動作を、少しずつ“崩れにくい形”に書き換えていく作業です。
例えば、
-
歩くときに、いつも同じ側に体重を乗せ続けない
-
立ち上がるとき、腰だけで勢いよく頑張らない
-
呼吸が首や肩に逃げず、体幹と連動する
-
仕事や家事、趣味の動作で無理な姿勢を続けない
こうした動き方を身につけることで、整えた身体を生活の中で使える形に落とし込むことができます。
大人の側弯症は、長年の生活の積み重ねによって偏りが固定されていることがほとんどです。
だからこそ、一度整えただけで終わりではなく、戻らない動き方を身につけることが回復の鍵になります。
この「評価 → 負担分散 → 再学習」という順番を守ることで、運動が怖くなくなり、身体に対する不安も少しずつ減っていきます。
🔵 自宅でやりがちな失敗(悪化しやすいパターン)
ここは率直にお伝えします。
大人の側弯症でつらさを感じている方ほど、「何とかしよう」「良くなりたい」という思いから、良かれと思って行ったセルフケアや運動が、かえって症状を長引かせてしまうケースが少なくありません。
問題なのは、努力や意欲が足りないことではありません。
身体の状態に合わないやり方を、真面目に続けてしまうことです。
臨床で特に多く見られる、悪化しやすい典型パターンが次の3つです。
▶︎「とにかく体幹を固める」だけ
体幹トレーニングそのものが悪いわけではありません。
ただし、側弯症の場合、「固め方」を間違えると逆効果になることがあります。
よくあるのは、「体幹=お腹を固める」「動かさないように耐える」というイメージでトレーニングを行うケースです。
このやり方では、一見安定しているように感じても、実際には身体の逃げ道がどんどん失われていきます。
その結果、
腰や背中が常に緊張状態になり、動きが硬くなる
呼吸が浅くなり、胸やお腹が動かなくなる
首や肩が代償的に頑張り、張りやすくなる
といった変化が起こりやすくなります。
側弯症では、すでに一部の筋肉が「支え役」として働きすぎていることが多いため、さらに固めると負担が集中してしまいます。
体幹は「ガチガチに固める」ものではなく、呼吸と連動しながら、必要なときに支えられる状態が理想です。
まずは安定させる前に、「動ける余裕」を取り戻すことが重要になります。
▶︎「曲がっている側を無理に伸ばす」だけ
ストレッチでも同様の問題が起こります。
「背骨が曲がっているのだから、曲がっている側を伸ばせばいい」という発想は、一見正しそうに思えます。
しかし、側弯症の身体は、単純に左右で「こっちは縮んでいる」「こっちは伸びている」と割り切れる状態ではありません。
多くの場合、背骨の左右差に加えてねじれが存在し、筋肉や関節の張力は複雑に絡み合っています。
そのため、曲がっている側を強く引き伸ばすと、
・必要以上に引っ張られて痛みが出る
・身体が防御反応を起こし、逆に緊張が強まる
・一時的に楽になっても、すぐに戻る
といった結果になりやすいのです。
大切なのは、「どれだけ伸ばすか」ではなく、負担を逃がせる方向に、無理なく動けるかどうかです。
ストレッチは矯正ではなく、あくまで「動きの選択肢を増やす手段」であることを意識する必要があります。
▶︎「痛みがない日だけ頑張って、波が大きくなる」
非常によく見られるのが、このパターンです。
調子が良い日に「今日は動けそう」と思い、少し頑張る
翌日、または数日後に痛みが出て、しばらく休む
痛みが落ち着いたら、また同じように頑張る
この繰り返しは、結果として身体の波をどんどん大きくしてしまいます。
側弯症のリハビリでは、「できる日」と「できない日」の差が大きいほど、身体は安定しにくくなります。
頑張った日の疲労を、次の日以降に持ち越してしまうからです。
大切なのは、「今日はどこまでできるか」ではなく、「崩れない量を、安定して積み重ねられるか」という視点です。
調子が良い日ほど、あえて抑える。
調子が悪い日でも、完全にゼロにしない。
この考え方ができるようになると、痛みの波は徐々に小さくなっていきます。
これら3つの失敗に共通しているのは、「身体がどうなっているか」よりも、「何をするか」が先行してしまっている点です。
側弯症のリハビリでは、
評価 → 負担分散 → 再学習
という順番を守ることで、こうした遠回りを避けることができます。
次の章では、病院・整体・自費リハビリそれぞれの役割の違いを整理し、「どこで、何を任せるのが適切か」について解説していきます。
🔵 病院・整体・自費リハビリの役割の違い
「結局、病院がいいのか、整体がいいのか、それとも自費リハビリなのか分からない」
大人の側弯症で悩んでいる方から、非常によく聞く声です。
混乱が起きやすい理由は、それぞれの役割が明確に説明される機会が少ないまま、選択を迫られているからです。
ここでは、「どれが正解か」を決めつけるのではなく、それぞれが担っている役割の違いを整理していきます。
▶︎ 診断と経過観察は医療機関の役割
まず大前提として、側弯症は「見た目の姿勢」だけで判断できるものではありません。
原因、進行度、年齢、合併症の有無などを含めて、医学的な評価が必要になります。
そのため、
-
診断
-
レントゲンやMRIなどの画像評価
-
進行の有無の確認
-
手術や装具療法の適応判断
-
薬物療法(痛みや炎症に対する対応)
これらは医療機関で行うべき領域です。
特に、大人の側弯症では、「どの程度進行しているのか」,「他の疾患が隠れていないか」を定期的に確認することが非常に重要です。
ここを飛ばしてしまうと、「動いていいのか」「慎重になるべきか」の判断が曖昧になり、不安が強くなります。
安心して身体を動かすためにも、医療機関での評価は土台として欠かせません。
▶︎ 生活で崩れない“使い方”の再学習はリハビリの役割
一方で、医療機関での診断や経過観察だけでは、どうしてもカバーしきれない部分があります。
それが、日常生活の中での身体の使い方です。
具体的には、
-
立ち方・歩き方の癖
-
家事や仕事での姿勢の偏り
-
胸郭や呼吸の硬さ
-
趣味や運動での負担のかかり方
-
「今日は動いていいのか、休むべきか」という判断基準
といった、生活そのものに直結する要素です。
これらは、レントゲンや数値だけでは評価しきれません。
実際に身体を動かし、どこが頑張りすぎていて、どこが使われていないかを見極める必要があります。
ここで力を発揮するのが、評価に基づいて行うリハビリです。
単に筋肉をほぐしたり、運動をさせるのではなく、「崩れない使い方」を再学習していくことがリハビリの本質です。
▶︎ 自費の価値は「量」より「個別設計と反復」にある
自費リハビリについて、「時間が長い」「保険が使えない」というイメージだけで判断されることがあります。
しかし、それだけでは本質を捉えているとは言えません。
自費リハビリの価値は、単なる“量”ではなく、個別設計と反復の質にあります。
具体的には、
-
痛みや不調の原因となっている負担の偏りを、評価で具体化する
-
今の身体に合った「整える順番」を設計する
-
生活動作に落とし込めるまで、繰り返し確認・修正する
このプロセスを、一人ひとりの状態に合わせて、継続的に積み上げられる点が最大の強みです。
「何となく良くなった気がする」ではなく、「なぜ楽になったのか」「どうすれば戻らないのか」を理解しながら進められることが、結果的に不安を減らし、再発を防ぐことにつながります。
🔵 まとめ|側弯症は「曲がり」より「支え方」で変わる
痛みの原因を“曲がり”だけに固定しない
大人の側弯症で痛みが出るとき、「背骨が曲がっているから仕方ない」という言葉で終わってしまうと、できることが何もなくなってしまいます。
しかし実際には、多くのケースで、
-
負担がどこに集まっているか
-
その負担を逃がす選択肢があるか
という視点で、痛みや不調を説明することができます。
そして、その負担の偏りは、
評価 → 負担分散 → 再学習
という順番で、少しずつ整えていくことが可能です。
▶︎ 整える順番を守ると、運動が怖くなくなる
「動いた方がいいのは分かっているけど、怖い」
そう感じている方ほど、必要なのは気合ではなく順番です。
評価をして、何が原因で、
何から手をつけるべきかが分かると、
-
何をすればいいかが明確になる
-
無理に頑張らなくてよくなる
-
痛みの波が徐々に小さくなる
といった変化が起こりやすくなります。
側弯症のリハビリは、「一気に良くする」ものではありません。
崩れない状態を積み重ねていくことが、結果として一番の近道になります。
この考え方を土台に、次の一歩を選んでいただければと思います。
側弯症のつらさは、同じ診断名でも「生活の中の負担の偏り」で大きく変わります。
T-performanceでは、理学療法士が姿勢・歩行・呼吸・体幹の連動を評価し、「いまのあなたに必要な順番」を整理したうえで、マンツーマンで再学習を進めます。
「運動が怖い」「何から始めれば良いか分からない」という方ほど、最初の設計が重要です。まずは初回体験で、現状の負担と改善の道筋を一緒に整理しましょう。
この記事は「大人の側弯症で痛みが出る理由」と「整える順番」に絞って解説しました。
側弯症リハビリの全体像(原因・治療の目安・当施設の考え方)は、側弯症リハビリ特設ページでまとめていますので、先に全体像を確認したい方はこちらをご覧ください。
また本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断や治療方針の決定を行うものではありません。側弯症は原因や状態に個人差が大きく、症状が強い場合や進行が疑われる場合は、整形外科など医療機関での評価を優先してください。リハビリや運動を行う際も、痛みやしびれが強い場合は無理をせず、専門家にご相談ください。