章1 変形性股関節症とは
変形性股関節症とは、加齢・遺伝・肥満、または長時間の立ち時間や重量物の運搬動作などの負担により、股関節の機能障害や関節痛などを引き起こす慢性進行性の疾患です。
X線検査による日本の変形性股関節症の有病率は人口に換算すると、120万~510万人になります。
発症年齢は平均40~50歳であり、特に女性に多くみられます。(公益社団法人日本整形外科学会HP『変形性股関節症』参照)
一般的には、明らかな原因となる疾患が無くても年齢とともに軟骨がすり減ることで発症しますが、日本では先天性股関節脱臼や先天性臼蓋形成不全などの疾患が原因で生活の中で徐々に関節の変形が進行し、発症するケースも多いです。
◆主な症状
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初期症状
立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時のみの痛み、休めば改善する痛み -
中期症状
可動域制限が出現、しゃがみ動作、階段昇降での制限、休んでも痛みが改善しにくい。 -
末期症状
股関節の筋力や可動域制限も著明になり、お尻や脚が細くなる。左右の脚の長さにも違いが出現し、腰や背中に歪みが出現する。など
章2 変形性股関節症の治療方法とは
変形性股関節症の治療法は、大きく分けて保存療法(主に手術以外の治療法)と手術療法に分けられます。

◆保存療法
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運動療法
変形性股関節症の進行を抑えるために、骨盤や股関節を支える筋肉を鍛え、腰椎-骨盤帯、股関節の柔軟性を保ちます。
また、体重コントロールなどの生活指導や杖や歩行器などを利用した動作指導を行うことでも股関節へかかる負荷の減少が可能です。 -
薬物療法
薬物療法は、薬を使用して炎症を鎮めたり、痛みを和らげる治療法です。
ヒアルロン酸・ステロイド・局所麻酔剤(痛み止め)、ブロック注射なども行う場合もあれば、外用薬、内服薬などの処方で対応します。 -
再生医療(PRP股関節内注射)
患者様の多血小板血漿(PRP)を濃縮して得られる自己タンパク質溶液(APS)を股関節内へ注射します。
APSは炎症を抑えるタンパク質と軟骨の状態を守る成長因子が大量に含まれています。
これらの効果により、関節内の炎症バランスを調整することで炎症や痛み、軟骨の破壊抑制が期待されています。
◆手術療法
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関節鏡視下手術
膝関節内に関節鏡(細い管の先に小型のカメラがついた内視鏡)を入れ、モニターで関節内を確認しながら処置を行う手術です。
大腿骨側と寛骨臼側との衝突による病態に対して、関節内治療として行われます。
損傷した関節唇の修復や変形した軟骨を整えることで股関節の痛みや可動域制限の問題改善を図ります。
他の手術と比較して感染症リスクが低いです。 -
骨切り術
膝関節の変形(O脚・X脚)が顕著な場合、脛骨や大腿骨の一部を切り、傾きを矯正する治療法です。
大腿骨頭と臼蓋の関節面を大きくすることで関節が安定し、正常な関節運動が行えます。
結果、股関節にかかる負荷を減少させることで痛みを和らげます。
一般的に変形がそこまで進行していない場合に行われます。 -
人工股関節全置換術
傷んだ膝関節を切除し、コバルトクロム合金やチタン合金などの金属と超高分子量ポリエチレンでできた人工膝関節に入れ替える治療法です。
変形性股関節症の進行期~末期に対しては人工股関節全置換術が適応になります。
関節面の損傷部分を取り除き、その部分に代わりインプラントを固定します。
関節痛の除痛、短縮した脚を1~2㎝程度延長、歩行能力などが改善します。
保存療法にて改善が見られない場合や日常生活での制限や痛みが強い場合には手術を薦められる場合があります。
章3 変形性股関節症のリハビリとは
変形性股関節症は、保存療法や手術療法後のリハビリが推奨されています。
いずれもリハビリにて筋力や関節可動域の向上を図り、股関節への負担を減らすことで日常生活を安心して送れるようにします。
保存療法の場合は変形性股関節症の症状を進行させないように行います。
◆変形性股関節症に対するリハビリの分類として…
- 理学療法(歩行・バランス練習、姿勢練習、身体運動、生活指導など)
- 運動訓練(関節可動域訓練、筋力増強訓練、バランス運動、歩行訓練など)
- ストレッチ(体幹、股関節周囲、肩甲骨周囲など)
- トレッドミル歩行(速度や傾斜を調整したトレッドミル歩行)
- ノルディック歩行(下半身全体への負担軽減目的)
- 物理療法
- バイオセラピーなど
上記の項目は、専門医での診療・病院・介護施設で行われている一般的なリハビリですが、保険制度上の制約により、目標に対する本来必要なリハビリの量と質の確保が困難な場合も多くあります。
当事業は静岡市を拠点に、専門的なリハビリサービスを自費にて提供しております。
保険下でのリハビリテーションとは異なり、お客様一人ひとりの目標や状態に合わせたリハビリを経験豊富な理学療法士が『マンツーマン』にて実施させていただきます。
またカウンセリングと体験プログラムを経て、60分・90分・120分の時間設定を状態に合わせて提案し、集中的なリハビリを1~2ヶ月間継続致します。
お客様の尊厳を念頭におき、『想いを形にするリハビリ』を提供するため尽力致します。
無料電話相談等も実施しておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
章4 T-performanceの再構築リハビリとは
T-performanceのリハビリは、「筋肉を動かす」ことを目的とせず、脳・神経・姿勢・代謝を三位一体で整える“再構築リハビリ”を軸にしています。
変形性股関節症の痛みや可動域制限は、関節そのものの問題だけではなく、「骨盤・体幹・神経の連携不全」によって引き起こされるケースが多く見られます。
そのため、筋肉をほぐすだけでは根本的な改善には至りません。
神経伝達・姿勢制御・代謝環境を同時に整えることが、本質的な回復と再発予防の鍵となります。
T-performanceでは、
- スパインダイナミクス療法で骨盤・脊柱・神経の“つながり”を再教育し、
- コアコンディショニングで姿勢・体幹・股関節の運動連鎖を再構築し、
- 栄養サポートで代謝と修復力を内側から高める。
この三位一体のアプローチによって、外から“動作”を整え、内から“回復”を支えます。
「動ける身体」から「動き続けられる身体」へ。それが、T-performanceが提唱する“再構築リハビリ”です。
以下では、股関節リハビリにおける3つの柱(神経・姿勢・代謝)について、それぞれの目的と具体的なアプローチをご紹介します。
◆スパインダイナミクス療法 とは
股関節は骨盤と脊柱の“つなぎ目”にあり、この連動性が崩れると、全身の動作バランスが狂ってしまいます。
スパインダイナミクス療法では、背骨・骨盤・股関節をひとつのユニットとして再教育し、神経伝達を整えることで、自然な動きを取り戻していきます。
- 骨盤・腰椎の微細な動きを整え、神経の伝達をスムーズにする
- 姿勢・呼吸リズムを整え、筋の過緊張をリセット
- 「動かす」ではなく「動ける」に導く再教育アプローチ
“筋肉を緩める”ではなく、適切な動きを「再学習」させることが最大の特徴です。神経と筋肉のリズムが噛み合うことで、関節への負担が軽減し、動作の自由度が大きく向上します。
◆コアコンディショニングとは
変形性股関節症の方の多くは、痛みを避けるために代償動作が定着しています。その結果、腰・骨盤・股関節の運動連鎖が乱れ、正しい支え方・歩き方が失われていきます。
T-performanceのコアコンディショニングでは、発達運動学と姿勢制御理論に基づいて「姿勢と動作の再学習」を行います。
- 骨盤と体幹の位置関係を整えて、姿勢の土台を再構築
- 呼吸と動作を連動させ、股関節への負担を分散
- インナーマッスルとアウターマッスルの協調で安定性と滑らかさを両立
この過程で、股関節だけに頼らず、“全身で支える感覚”を取り戻していきます。
また、スパインダイナミクスで整えた神経の通り道を、このトレーニングで実際の動作パターンとして再構築することで、「動作の再教育 ✕ 姿勢の再構築」を一体化したリハビリを実現しています。
◆栄養サポートとは
当事業では、「スパインダイナミクスによる施術」と「コアコンディショニングによる運動指導」
この2つを組み合わせ、最大限に身体の機能を引き出すサポートを行っています。
関節や筋肉を回復させるためには、「動かすこと」だけでなく、「栄養で支えること」が欠かせません。
T-performanceでは、臨床栄養医学指導士によるサポートを組み合わせ、代謝・修復・抗炎症のサイクルを内側から整えます。
PFCバランスで“回復の循環”をつくる
炭水化物(C)・タンパク質(P)・脂質(F)の比率を整え、神経や筋肉の働きを支え、炎症を抑えながら回復を促進します。
さらにビタミンB群・D・マグネシウム・鉄などの微量栄養素を考慮し、「栄養が届く身体」をつくります。
腸を整えて、回復力を高める
腸内環境の乱れは、栄養吸収の低下や自律神経の不調を招き、リハビリ効果を下げる原因になります。
発酵食品や食物繊維などを活用した「腸から整えるアプローチ」で、筋肉・関節・神経が連動する代謝リズムを取り戻します。
内から支え、外から動かす“再構築リハビリ”
外からのリハビリと内からの栄養サポートを両立することで、代謝 → 修復 → 学習のサイクルを活性化。
「外から整えるリハビリ」と「内から支える体質改善」を組み合わせ、“動き続けられる身体”づくりをサポートします。
◆外から整え、内から支える“股関節リハビリ”
当施設のリハビリは、単に痛みを減らすことではなく、「自分で動きを維持できる身体づくり」を目指しています。
- 手技と運動で“外側”から構造を整え、
- 栄養と自律神経で“内側”から環境を整える。
この両輪を回すことで、股関節・骨盤・脊柱・神経のリズムが噛み合い、「動ける身体」から「動き続けられる身体」へと進化していきます。
章5 実際にスパインダイナミクスとコアコンディショニングを応用したリハビリ体験記
◆ご利用者の紹介
| 年齢・性別 | 70歳代 男性(静岡市) |
|---|---|
| 診断名・症状 | 脊柱管狭窄症の術後、左変形性股関節症(保存) 歩き出すときの前傾姿勢を治したい、動きはじめの腰の痛みを治したい、脚の痛みや痺れを改善したいなど |
| 症状 | 10分歩くと身体が前屈みになる、朝方動き始めに腰が痛い、同一姿勢での腰〜両殿部の痛み・痺れなど |
| 発症からの期間 | 2020年ごろ(2023年に後方固定術施工) |
| ご利用プラン | リハビリ60分8回コース |
T-performanceのリハビリを受けた体験談
2020年ごろから腰の傷みや下半身の痺れや痛みを感じ始めため病院受診し、脊柱管狭窄症の診断を受けました。
2023年に手術を実施し、痺れや痛みは軽減しましたが完治とはいかず、そこから湿布などで誤魔化しながら座り仕事をしていましたが、段々と腰の傷みや痺れが強くなってきたためリハビリ体験を申し込みました。
このまま治らないのかと不安な気持ちでいっぱいでしたが、前田先生は知識も豊富で手術後の経過や現状の改善点を丁寧に説明してくださるのでとても安心出来ました。
施術後に身体が軽くなり、自宅でできる体操なども親身に教えていただけるため前田先生と一緒にリハビリを頑張ってみようと思いました。
マンツーマンでのリハビリを訪問でやっていただけるのは、本当にありがたいですね。今後とも宜しくお願い致します。
章6 変形性股関節症でお悩みの方へ
変形性股関節症は、時間の経過とともに軟骨がすり減り、関節や筋肉・神経に負担が蓄積していく「進行性の疾患」です。
初期は「違和感」「こわばり」などの軽い症状から始まり、進行とともに歩行や階段動作の制限、慢性的な痛みへとつながることも少なくありません。
しかし、早期からのリハビリと代謝改善によって、進行を抑え、再び“動ける身体”を取り戻すことは可能です。
T-performanceでは、理学療法士が一人ひとりの身体の状態・生活背景・目標を丁寧に評価し、60分・90分・120分のマンツーマンセッションで、リハビリ・運動・栄養サポートを組み合わせたトータルアプローチを実施します。
- 関節可動域を保ちながら、股関節にかかる負担を軽減
- 骨盤や体幹の安定性を高め、歩行や姿勢を改善
- 栄養と自律神経のバランスを整え、回復力を内側からサポート
私たちは、「痛みを我慢して動く」リハビリではなく、「身体のリズムを整えて、自然と動ける状態に戻す」リハビリを行っています。
「もう一度、自分の足で歩きたい」
「好きな趣味や旅行を楽しみたい」
そんな想いに寄り添いながら、施術・運動・栄養の三位一体で、確実な変化をサポートします。
T-performanceのリハビリは、
“できないことを減らす”のではなく、“できることを増やす”ための時間。
どうか一歩を踏み出して、“ひとつ上のステージへ”――動き続けられる未来を、一緒に取り戻しましょう。
T-performanceでは、お客様の身体の状態や生活習慣に合わせて経験豊富な理学療法士が60分・90分・120分など、マンツーマンにて対応致します。
『趣味である〇〇を再開したい』『もっと〇〇を改善したい』といったお客様の想いに応えるため、施術や運動、エクササイズ、栄養指導など様々な視点から最大限の支援と生活指導などのご家族のサポートもさせていただきます。
症状の進行は歩行が困難になるなど、日常生活への影響は計り知れないものになります。
リハビリや運動を通して進行を遅らせたり、症状を改善させることが可能ですので、当事業で『ひとつ上のステージへ』着実に改善するリハビリを体感していただければと思います。


