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パーキンソン病で「今日は“動いていい日”」を見極める考え方(増補版)
パーキンソン病の生活期では、
「今日は休んだほうがいい日」を見極めることと同じくらい、
「今日は動いたほうがいい日」を適切に選ぶことが重要になります。
しかし実際の現場では、
-
動けそうな感覚はあるが、不安が先に立つ
-
過去に無理をして、翌日以降に大きく崩れた経験がある
-
「動ける=動いていい」と判断してよいのか、自信が持てない
といった理由から、
本来は動いたほうがよい日であっても、判断がつかず見送ってしまう
という方が少なくありません。
静岡市でパーキンソン病の生活期リハビリに関わっていると、
「動ける日をうまく使えないこと」そのものが、
-
活動量の低下
-
生活範囲の縮小
-
「自分はもうできない」という自己評価の低下
につながっているケースを数多く目にします。
動ける日を無理に増やす必要はありません。
しかし、動いてよい日を“正しく活かせない状態”が続くことは、生活期において静かに影響を積み重ねていきます。
Contents
🔵「動ける」と「動いていい」は同じではありません
まず最初に押さえておきたい前提があります。
「動ける状態」=「動いていい日」
とは限りません。
パーキンソン病では、
-
一時的に神経の反応が良くなっているだけ
-
身体は動いているが、回復が追いついていない
-
疲労や限界を感じ取りにくくなっている
といった状態でも、「見た目としては動けてしまう」ことがあります。
このときに
「今日は動けるから大丈夫」と判断してしまうと、
-
その日の夜に強い疲労が出る
-
翌日に動きづらさが一気に増す
-
数日単位で調子を落としてしまう
といった形で、後から影響が現れることがあります。
生活期では、
「その場でできたかどうか」よりも、「その後に崩れないか」まで含めて判断する視点が非常に重要になります。
🔵「動いていい日」に共通する身体の土台条件
臨床現場で身体を評価していると、「今日は動いていい日」と判断できる日には、いくつか共通する土台条件があることが分かります。
代表的なのは次のような状態です。
-
朝起きた時点で、強いだるさや消耗感が前面に出ていない
-
動き始めると、少しずつ身体が軽くなる感覚がある
-
動作中に、反応の遅れや引っかかりが極端に増えない
-
集中力がある程度保たれ、動作を意識できる
これらは、「絶好調」という意味ではありません。
むしろ、
身体が動きに対して“応答できる余力を残している状態”と捉えたほうが実情に近いと言えます。
逆に、
-
動けてはいるが、頭がぼんやりしている
-
動作が雑になりやすく、まとまりがない
-
気力だけで身体を動かしている感覚が強い
といった場合は、表面的に動けていても、「動いていい日」とは言い切れません。
🔵「動き始めてからの反応」が重要な判断材料
生活期のパーキンソン病では、
動く前の感覚よりも、動き始めてからの身体反応のほうが、
判断材料として信頼できることが多くあります。
具体的には、
-
動き始めて5〜10分ほどで、動作が安定してくる
-
呼吸が深くなり、身体の力みが抜けてくる
-
動きのリズムやテンポが整ってくる
こうした変化が見られる場合、その日は「動いていい日」である可能性が高くなります。
一方で、
-
動くほど身体が重く感じられる
-
動作が徐々にバラバラになっていく
-
集中力が急激に落ちていく
といった反応が出る場合は、「動けるように見えているだけ」の可能性があります。
生活期では、
“動く前の意欲”よりも、“動いた後の身体の反応”を信頼する
という視点が、無理を防ぐ上で非常に重要です。
🔵 前日の回復状況を無視しない
「今日は動いていい日かどうか」を判断する際、
その日の感覚だけで決めてしまう方は少なくありません。
しかし実際には、
-
前日にどれくらい活動したか
-
睡眠の質や回数はどうだったか
-
食事量・水分量は足りていたか
-
外出や人とのやり取りなど、刺激が多くなかったか
といった回復条件が、当日の動きやすさに大きく影響します。
前日を振り返ったときに、
「思った以上に消耗していそうだ」
「疲れが抜けきっていない気がする」
と感じる場合は、たとえ当日動けそうに見えても、動きすぎない判断が必要になることがあります。
動いていい日は、
「今日だけを切り取って決める日」ではなく、前後の流れの中で判断する日だと考えると、無理が起きにくくなります。
🔵「動いていい日」でも“全部やる”必要はありません
ここで非常に大切なポイントがあります。
動いていい日=フルでやる日ではありません。
生活期のリハビリでは、
-
歩行は行うが、距離は短めにする
-
運動は行うが、回数や強度は抑える
-
外出はするが、用事は一つに絞る
といったように、動く内容と量を調整することが前提になります。
動いていい日ほど、
「せっかく動けるから」と予定を詰め込みすぎてしまいがちです。
しかし、その積み重ねが、
-
翌日を動けなくする
-
調子の波を大きくする
-
結果的に活動量を減らす
原因になることも少なくありません。
動いていい日は、
「動いて回復につなげられる日」であって、「限界まで使い切る日」ではないという視点を持つことが重要です。
🔵「動いていい日」を一人で判断し続けないために
ここまで読んで、
「毎日これを一人で判断するのは正直つらい」と感じた方もいるかもしれません。
その感覚は、とても自然です。
調子の波がある中で、
動く・休む・調整する判断を一人で背負い続けることは、身体以上に心を消耗させます。
静岡市でパーキンソン病の生活期リハビリを行うT-performanceでは、
その日の身体反応・疲労・自律神経の状態を一緒に整理しながら、
-
今日はどこまで動いていいか
-
今日は何を控えるべきか
-
今日はどう回復につなげるか
を共有する支援を行っています。
生活期におけるリハビリは、「頑張れる日を増やすこと」ではありません。
判断を間違えない日を増やすこと。
それが、結果的に安定した生活と、無理のない継続につながっていきます。
🔵 最後に
パーキンソン病の生活期リハビリで、本当に難しいのは、運動メニューを覚えることでも、毎日続ける意志を持つことでもありません。
多くの方が悩み続けているのは、
「今日はどう判断すればいいのか」という問いそのものです。
・今日は動いたほうがいいのか
・休んでも大丈夫なのか
・どこまでやっていいのか
・昨日と同じ判断でいいのか
この判断を、毎日一人で抱え続けることが、身体だけでなく、心の消耗につながっているケースを、静岡市でパーキンソン病の生活期リハビリに関わる中で数多く見てきました。
T-performanceが大切にしているのは、「頑張れる日を増やすこと」ではありません。
調子の波があることを前提に、その中でも生活が崩れない“判断の軸”を一緒に作ることです。
動く日があってもいい。
休む日があってもいい。
調整が中心の週があっても構いません。
それらを「失敗」や「後退」として扱わず、身体の反応として整理し、次につなげられるかどうか。
そこに、生活期リハビリの本質があると考えています。
このパーキンソン病リハビリシリーズでは、T-performanceが現場で実際に共有している視点をもとに、
① 朝の不調と、1日の立ち上げ方
② 調子の良い日・悪い日に振り回されない考え方
③ 「今日は休んでいい」と判断する基準
④ 「今日は動いていい日」を見極める視点
⑤ 動いていい日に、あえて避けたい行動
⑥ 動く・休む・調整するを週単位で捉える生活期リハビリ
といったテーマを、単なる方法論ではなく、「判断の整理」という形でお伝えしています。
どれか一つだけを守れば良くなる、という内容ではありません。
しかし、これらの視点を知っているかどうかで、日々の迷いの量や、崩れ方は大きく変わってきます。
もし今、
・毎日の判断に疲れてしまっている
・頑張ったあとに必ず調子を崩してしまう
・「これで合っているのか分からない」状態が続いている
そんな感覚があるなら、それは努力不足ではなく、判断を一人で背負いすぎているサインかもしれません。
T-performanceでは、
運動・動作・姿勢の評価だけでなく、その日の身体反応、疲労、自律神経の状態を踏まえながら、
「今日はどの位置づけの日か」
「今週はどんな流れになっているか」
を一緒に整理する生活期リハビリを行っています。
生活期のリハビリは、一人で耐え続けるものではありません。
迷いながらでも、崩れない流れを作っていくこと。
それが、T-performanceが目指している生活期リハビリのかたちです。
このシリーズが、
日々の判断に追われる生活から一歩離れ、「自分の身体と、どう付き合っていくか」を考えるひとつの支えになれば幸いです。
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📍 店舗情報
T-performance(ティーパフォーマンス)
静岡県静岡市駿河区森下町3-40 フレシールコート森下町506|JR静岡駅南口 徒歩7分
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