
=====================
T-performanceについてはこちらから
是非、ご覧ください❗️
=====================
パーキンソン病で「動いていい日」に“やってはいけない行動”
パーキンソン病の生活期において、
「今日は動いていい日だ」と判断できた日は、とても貴重です。
身体が比較的反応し、
動きに対する恐怖や不安が少なく、
「今日は少しできそうだ」と前向きな感覚を持てる日。
生活期では、こうした日が毎日続くわけではないからこそ、
動いていい日は希望を感じやすく、気持ちも上向きやすい日になります。
しかし、静岡市でパーキンソン病の生活期リハビリに関わっていると、
この「動いていい日」こそが、数日後・翌週の不調を引き起こす“きっかけ”になってしまうケースを、決して少なくありません。
問題なのは、動くこと自体ではありません。
問題になるのは、「動いていい日だからこそ、無意識に選んでしまう行動」です。
Contents
🔵「動いていい日=取り戻す日」と考えてしまうこと
動いていい日によく見られる心理があります。
-
「今日は調子がいいから、遅れを取り戻そう」
-
「最近できなかった分、今日はしっかりやろう」
-
「この調子なら、前みたいな生活に戻れるかもしれない」
これらは、ごく自然な感情です。
誰でも「できた日」に希望を重ねたくなります。
しかし、生活期リハビリの視点で見ると、
この考え方が最も不調を呼び込みやすい入口になります。
生活期では、
動いていい日は「回復が進む日」ではあっても、
「これまでの不調を一気に取り戻す日」ではありません。
この認識が曖昧なままだと、
-
予定を詰め込みすぎる
-
運動量や活動量を急に増やす
-
休憩や調整を後回しにする
といった行動が重なりやすくなります。
その結果、
-
その日の後半に急激な消耗が出る
-
翌日に強い動きづらさが出る
-
数日間、調子の波が大きくなる
という形で、
「良い日が悪い流れの起点」になってしまうことがあります。
動いていい日は、
「回復につなげる日」であって、「取り返す日」ではないという前提を、まず明確に持つことが重要です。
🔵「できたこと」を基準に行動を広げすぎる
動いていい日には、
-
歩けた
-
外出できた
-
家事ができた
といった「できたこと」が増えます。
ここで起こりやすい判断が、
「これができたなら、次もできるはず」
という連鎖的な拡張です。
しかし、パーキンソン病では、
-
単発の動作はできても、連続すると崩れる
-
その場では問題なくても、数時間後に疲労が出る
-
筋肉は動いても、神経系の回復が追いついていない
といった特徴があります。
そのため、
-
一つできた
-
もう一つ追加した
-
気づいたら予定が増えていた
という流れに入ると、
-
動作の質が急に落ちる
-
身体のまとまりが崩れる
-
その日の終わりに一気に消耗する
といった形で表れやすくなります。
動いていい日ほど、「結果」ではなく「身体の反応の変化」を基準にするという視点が欠かせません。
🔵 休憩を「不要」と判断してしまうこと
動いていい日は、
-
身体が軽く感じる
-
動きがスムーズ
-
気分も前向き
になりやすいため、疲労や限界のサインに気づきにくいという落とし穴があります。
その結果、
-
休憩を取らずに動き続ける
-
「今は大丈夫」と先延ばしにする
-
疲れに気づいたときには、すでに消耗している
という状態が起こりやすくなります。
生活期では、「疲れたから休む」では遅いことが多いのが現実です。
動いていい日は、
-
疲れる前に区切る
-
余力があるうちに休む
-
回復のための時間を最初から組み込む
という判断が必要になります。
休憩を飛ばすことは、「頑張れている証拠」ではありません。
回復を削っている行動である可能性が高い、という視点を持つことが重要です。
🔵「動けた感覚」を翌日以降に持ち越してしまう
動いていい日があると、
-
「昨日できたから、今日も同じようにできるはず」
-
「この調子が続く前提で予定を立てる」
という判断をしてしまうことがあります。
しかし、生活期では、
-
神経の状態
-
自律神経の切り替え
-
回復スピード
は日ごとに大きく変わります。
昨日の「動けた感覚」を基準にすると、
-
今日の身体とのズレが大きくなる
-
無理に合わせようとして動きが崩れる
-
「できない自分」を責めてしまう
という悪循環に入りやすくなります。
動いていい日は、その日限りの条件として扱うことが、安定につながります。
🔵「動いていい日」なのに、調整をやめてしまう
意外に多いのが、
「今日は調子がいいから、調整はいらない」
という判断です。
しかし実際には、
-
調子がいい日ほど、姿勢が入りやすい
-
動作の修正が入りやすい
-
神経系が学習しやすい
という側面があります。
動いていい日ほど、
-
姿勢を確認する
-
呼吸を意識する
-
無駄な力を抜く
といった調整を行う価値が高い日でもあります。
「調子がいいから何もしない」のではなく、
「調子がいいからこそ、整える」という視点が抜けると、安定につながりにくくなります。
🔵「動いていい日」を“成功体験”にしないために
動いていい日は、
-
うれしい日
-
希望が見える日
でもあります。
だからこそ、
-
成功体験として固定してしまう
-
理想の基準にしてしまう
-
できない日を否定してしまう
というリスクが生まれます。
生活期リハビリで大切なのは、
-
良い日も悪い日も「身体の反応」として扱う
-
特別扱いしすぎない
-
次につなげる材料として整理する
という姿勢です。
静岡市でパーキンソン病の生活期リハビリを行うT-performanceでは、
動いていい日を
-
「どこまで動いたか」
-
「どこで止めたか」
-
「どう回復につなげたか」
という視点で一緒に振り返り、次の日を崩さない判断につなげています。
🔵 動いていい日ほど、慎重であっていい
パーキンソン病の生活期では、
-
頑張る日を増やすこと
-
動ける日を固定すること
が目的ではありません。
崩れない流れを作ることが、何よりも重要です。
動いていい日は、
-
無理をする日ではなく
-
未来の不調を防ぐために
-
丁寧に使う日
その視点を持てるようになること自体が、生活期における非常に大きなリハビリ成果です。
🔵 最後に
パーキンソン病の生活期リハビリで、本当に難しいのは、運動メニューを覚えることでも、毎日続ける意志を持つことでもありません。
多くの方が悩み続けているのは、
「今日はどう判断すればいいのか」という問いそのものです。
・今日は動いたほうがいいのか
・休んでも大丈夫なのか
・どこまでやっていいのか
・昨日と同じ判断でいいのか
この判断を、毎日一人で抱え続けることが、身体だけでなく、心の消耗につながっているケースを、静岡市でパーキンソン病の生活期リハビリに関わる中で数多く見てきました。
T-performanceが大切にしているのは、「頑張れる日を増やすこと」ではありません。
調子の波があることを前提に、その中でも生活が崩れない“判断の軸”を一緒に作ることです。
動く日があってもいい。
休む日があってもいい。
調整が中心の週があっても構いません。
それらを「失敗」や「後退」として扱わず、身体の反応として整理し、次につなげられるかどうか。
そこに、生活期リハビリの本質があると考えています。
このパーキンソン病リハビリシリーズでは、T-performanceが現場で実際に共有している視点をもとに、
① 朝の不調と、1日の立ち上げ方
② 調子の良い日・悪い日に振り回されない考え方
③ 「今日は休んでいい」と判断する基準
④ 「今日は動いていい日」を見極める視点
⑤ 動いていい日に、あえて避けたい行動
⑥ 動く・休む・調整するを週単位で捉える生活期リハビリ
といったテーマを、単なる方法論ではなく、「判断の整理」という形でお伝えしています。
どれか一つだけを守れば良くなる、という内容ではありません。
しかし、これらの視点を知っているかどうかで、日々の迷いの量や、崩れ方は大きく変わってきます。
もし今、
・毎日の判断に疲れてしまっている
・頑張ったあとに必ず調子を崩してしまう
・「これで合っているのか分からない」状態が続いている
そんな感覚があるなら、それは努力不足ではなく、判断を一人で背負いすぎているサインかもしれません。
T-performanceでは、
運動・動作・姿勢の評価だけでなく、その日の身体反応、疲労、自律神経の状態を踏まえながら、
「今日はどの位置づけの日か」
「今週はどんな流れになっているか」
を一緒に整理する生活期リハビリを行っています。
生活期のリハビリは、一人で耐え続けるものではありません。
迷いながらでも、崩れない流れを作っていくこと。
それが、T-performanceが目指している生活期リハビリのかたちです。
このシリーズが、
日々の判断に追われる生活から一歩離れ、「自分の身体と、どう付き合っていくか」を考えるひとつの支えになれば幸いです。
================
📍 店舗情報
T-performance(ティーパフォーマンス)
静岡県静岡市駿河区森下町3-40 フレシールコート森下町506|JR静岡駅南口 徒歩7分
森下小学校正門前
公式LINEでも無料相談等実施しております❗️是非ご活用くださいませ✨
================