1章 肩関節周囲炎とは

肩関節周囲炎とは、何らかの原因で関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱など肩関節周囲の組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。

50歳前後の男女に好発しやすく、いわゆる五十肩とも呼ばれます。
若ければ30代から出現することもあり、その病態はさまざまな要因が影響していると言われています。

一般的な経過として、約6ヶ月~2年前後で自然治癒すると言われていますが、「放っておけば治る」と甘く考えていると、肩が挙がらない、力が入りにくいなど運動障害が残ってしまう恐れもあります。

また、症状が改善しても、不良姿勢や生活習慣の乱れなどで肩へのストレスが続くと再発することもあります。

◆肩関節周囲炎の分類

大きく分けて炎症期、拘縮期、回復期の3つに分類され、それぞれ特徴が異なります。

  • 炎症期(その他の表現:急性期、痙縮期、凍結進行期)

    期間:約2~9ヶ月
    炎症が出現し、痛みが強くなる時期です。 増悪すると動かした時の痛みだけでなく、肩がジンジンする・ズキズキするなど夜間時や安静時にも痛みが出現します。
  • 拘縮期(その他の表現:凍結期)

    期間:4~12ヶ月
    可動域制限が主な症状となり、あらゆる方向の可動域が制限される拘縮が進行する時期です。 炎症が鎮静化し、強い痛みは徐々に落ち着いてきます。過度に引っ張ると強いつっぱり感を感じます。
  • 回復期(その他の表現:慢性期、解凍期)

    期間:6~9ヶ月
    運動時痛や可動域制限が次第に回復、改善に向かう時期です。 可動域制限や痛みが徐々に改善に向かうためセルフでのストレッチや運動が実施しやすくなります。

2章 肩関節周囲炎の治療方法とは

肩関節周囲炎は個人差が大きく、症状が出現する期間もさまざまです。 自然に治ることもありますが、放置すると日常生活が不自由になるばかりでなく、関節が癒着して動かなくなることもあります。 痛みが強い急性期には、安静を計り、消炎鎮痛剤の内服、注射などが有効です。 急性期を過ぎたら、温熱療法(ホットパック、入浴など)や運動療法(拘縮予防や筋肉の強化)などのリハビリを行います。

これらの方法で改善しない場合は、手術が勧められる場合もあります。

◆保存療法

  • 薬物療法

    1. 内服:非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などから行われます。経口接種するだけでなく、湿布薬などの外用薬も用います。
    2. 注射:肩の関節内、肩峰下など主に痛みが強い場合に行います。 ステロイドや局所麻酔薬、ヒアルロン酸ナトリウムを用います。
  • リハビリテーション

    炎症、痛み、拘縮などを改善、予防するために行います。 可動域訓練、筋力訓練などの運動療法だけでなく、物理療法や日常生活指導も行います。

◆手術療法

  • 肩関節鏡手術
  • 非観血的授動術(力で肩を動かして関節の袋を破く) など

3章 肩関節周囲炎のリハビリとは

リハビリの目的は、炎症や疼痛をより早期に軽減すること、拘縮の増悪を防ぎ、改善すること、生活指導などを行い、負担を少なく楽に生活すること、などが挙げられます。 早期よりリハビリを行い、回復を促進し、運動障害が残存しないよう努める必要があります。

◆肩関節周囲炎への治療方法として…

  1. 運動療法(可動域訓練、筋力強化訓練 など)
  2. 物理療法(超音波、電気・温熱療法 など)
  3. 各期間別でのリハビリ
    • 炎症期:消炎鎮痛がメイン。安静、三角巾での固定、ポジショニング指導、アイシングなど
    • 拘縮期:拘縮予防・改善。 『痛み・ムリ』のない範囲での運動療法開始 など
    • 回復期:積極的な運動療法。 ストレッチや筋力強化 など
  4. 日常生活動作訓練(髪を洗う、身体を洗う、服を着替える など)
  5. 生活指導(食事の管理、睡眠、姿勢改善 など)
  6. セルフケア指導(ストレッチ、エクササイズ など)
肩関節周囲炎のリハビリとは

上記の項目は、専門医での診療・病院・介護施設で行われている一般的なリハビリですが、保険制度上の制約により、目標に対する本来必要なリハビリの量と質の確保が困難な場合も多くあります。

当事業は静岡市を拠点に、専門的なリハビリサービスを自費にて提供しております。
保険下でのリハビリテーションとは異なり、お客様一人ひとりの目標や状態に合わせたリハビリを経験豊富な理学療法士が『マンツーマン』にて実施させていただきます。

またカウンセリングと体験プログラムを経て、60分・90分・120分の時間設定を状態に合わせて提案し、集中的なリハビリを1~2ヶ月間継続致します。
お客様の尊厳を念頭におき、『想いを形にするリハビリ』を提供するため尽力致します。

公式LINEでの無料相談や電話での対応も受付けておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

4章 T-performanceの再構築リハビリとは

T-performanceのリハビリは「肩を動かす」こと自体を目的とせず、脳・神経・姿勢・代謝の三位一体で整える“再構築リハビリ”を軸にしています。
肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)による痛みや可動域制限は、肩関節そのものだけでなく、「肩甲骨・体幹・神経の連携不全」によって引き起こされるケースが多く、単に肩の筋肉をほぐしたり関節を動かすだけでは根本的な改善には至りません。
神経伝達・姿勢制御・代謝環境を同時に整えることで、本質的な回復と再発予防が可能となります。

T-performanceでは、

  • スパインダイナミクス療法で肩甲骨・脊柱・神経の“つながり”を再教育
  • コアコンディショニングで姿勢・体幹・肩関節/肩甲骨の運動連鎖を再構築
  • 栄養サポートで代謝と修復力を内側から高める

この三位一体のアプローチによって、外から“動作”を整え、内から“回復”を支えます。
「動ける肩」から「動き続けられる身体」へ。
それが、T-performanceが提唱する“再構築リハビリ”です。

以下では、肩関節リハビリにおける3つの柱(神経・姿勢・代謝)について、それぞれの目的や具体的なアプローチをご紹介します。

◆スパインダイナミクス療法とは

肩関節は体幹・脊柱・肩甲骨・上肢と広く連動する“構造的ハブ”です。肩甲骨・脊柱・体幹の連動性が崩れると、肩への負担が集中し、可動域制限・痛み・運動障害へとつながります。
スパインダイナミクス療法では、脊柱・骨盤・肩甲骨・肩関節をひとつのユニットとして再教育し、神経伝達を整えることで、自然な肩の動きを取り戻していきます。

  • 骨盤・腰椎・肩甲骨の微細な動きを整え、肩関節への荷重・連動をスムーズにする
  • 姿勢・呼吸リズムを整え、肩周囲筋の過緊張をリセット
  • 「動かす」ではなく「動ける」に導く再教育アプローチ

“筋肉を緩める”だけではなく、適切な動きを「再学習」させることが最大の特徴です。神経と筋肉のリズムが噛み合うことで、肩関節への負担が軽減し、可動域・機能が大きく改善します。

◆コアコンディショニングとは

肩関節周囲炎の方の多くは、痛みや可動域制限を避けるために代償動作(肩を使わない/別の動きでカバー)が定着しています。
その結果、肩甲骨・体幹・肩関節の運動連鎖が乱れ、正しい動き・支え方・腕の振りが失われていきます。

T-performanceのコアコンディショニングでは、発達運動学と姿勢制御理論に基づき、「姿勢と動作の再学習」を行います。

  • 肩甲骨・体幹・肩関節の位置関係を整え、姿勢の土台を再構築
  • 呼吸と肩・腕の動作を連動させ、肩関節へのストレスを分散
  • インナーマッスルとアウターマッスルの協調により、安定性と滑らかさを両立

この過程で、肩関節だけに頼らず、“全身で支える”感覚を取り戻していきます。
また、スパインダイナミクスで整えた神経の通り道を、このトレーニングで実際の動作パターンとして再構築することで、「動作の再教育 ✗ 姿勢の再構築」を一体化したリハビリを実現しています。

◆栄養サポートとは

肩関節・肩甲骨・体幹などの回復には、「動かすこと」だけでなく、「栄養で支えること」が不可欠です。
T-performanceでは、臨床栄養医学指導士による栄養サポートを組み合わせ、代謝・修復・抗炎症のサイクルを内側から整えます。

PFCバランスで“回復の循環”をつくる

炭水化物(C)・タンパク質(P)・脂質(F)の比率を整え、神経・筋肉・軟部組織の働きを支え、炎症を抑えながら回復を促進します。さらに、ビタミンB群・D・マグネシウム・鉄などの微量栄養素を考慮し、「栄養が届く身体」をつくります。

腸を整えて、回復力を高める

腸内環境の乱れは、栄養吸収の低下や自律神経の不調を招き、リハビリ効果を下げる原因にもなります。発酵食品・食物繊維・十分な水分・良好な睡眠を活用した「腸から整えるアプローチ」で、筋肉・関節・神経が連動する代謝リズムを取り戻します。

内から支え、外から動かす“再構築リハビリ”

外からの手技・運動と内からの栄養サポートを両立させることで、代謝 → 修復 → 学習という好循環をつくり出し、「外から整えるリハビリ」と「内から支える体質改善」を組み合わせ、“動き続けられる身体”づくりをサポートします。

◆外から整え、内から支える“肩関節リハビリ”

当施設のリハビリは、単に「痛みを減らす」ことではなく、「自分で動きを維持できる身体づくり」を目指しています。

  • 手技と運動で“外側”から構造・動作を整え、
  • 栄養と自律神経で“内側”から回復環境を整える。

この両輪を回すことで、肩関節・肩甲骨・体幹・脊柱・神経のリズムが噛み合い、「動ける肩」から「動き続けられる身体」へと進化していきます。
それが、T-performanceが提唱する肩関節周囲炎に対する再構築リハビリです。

5章 実際にスパインダイナミクスを応用したリハビリ体験記

◆ご利用者の紹介

年齢・性別 50歳代 男性(静岡市)
診断名・症状 肩関節周囲炎
肩の痛みを治したい、肩の可動域を広げたい、趣味のゴルフを再開したい、ゴルフの飛距離を伸ばしたい など
症状 バンザイの痛み、結滞・結髪動作時の痛み、可動域制限、フルスイングが出来ない など
発症からの期間 2020年ごろ
成果 肩痛改善(NRS10→1)、バンザイ、結滞・結髪動作の痛み消失、可動域拡大(挙上120°→155°)、フルスイングが出来るようになった、発症前より飛距離が伸びた、昔よりゴルフ後のケアを心がけるようになった、など
ご利用プラン 60分8回コース

T-performanceのリハビリを受けた体験談

前の施設で前田先生のファンになり、肩の定期的なケアをお願いしています。

趣味のゴルフが痛みなく出来るって本当に幸せですね。
的確にアドバイスをくださり、何より終わった後がとても楽なので身体を気にかけるきっかけになってます。

今後とも宜しくお願いします。

6章 肩関節周囲炎でお悩みの方へ

肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)は、長時間の同じ姿勢やデスクワーク、重労働、体力低下による姿勢の乱れなどが重なり、肩甲骨まわりの筋肉や腱が硬くなることで炎症や可動域制限を起こす進行性疾患です。

初期には「少し動かすと痛い」「夜にズキッとする」など軽い症状から始まりますが、進行すると腕が上がらない、髪を結えない、服を着替えにくいなど、日常生活動作に大きな支障をきたすことがあります。
しかし、早期から正しい評価と適切なリハビリを行うことで、炎症を抑え、可動域と動作の質を取り戻すことが可能です。

T-performanceでは、理学療法士が一人ひとりの身体状態・生活背景・目標を丁寧に評価し、60分・90分・120分のマンツーマンセッションを通して、リハビリ・運動・栄養サポートを組み合わせたトータルアプローチを実施します。

  • 炎症期・拘縮期・回復期それぞれに応じた段階的アプローチ
  • 肩甲骨と体幹の連動性を取り戻し、動きの再教育を行う
  • 姿勢・呼吸・栄養を整え、身体の“内側”から回復力を高める

私たちは、リハビリを「できないことを減らす時間」ではなく、「できることを増やす時間」と考えています。

「もう一度、腕を自由に動かしたい」
「趣味や仕事を心から楽しみたい」
そんなお客様一人ひとりの“想い”に寄り添い、
施術・運動・栄養の三位一体で確実な変化をサポートします。

どうか一歩を踏み出して、“ひとつ上のステージへ”。
T-performanceの再構築リハビリで、動き続けられる肩と未来を、私たちと一緒に取り戻しましょう。

T-performanceでは、お客様の身体の状態や生活習慣に合わせて経験豊富な理学療法士が60分・90分・120分など、マンツーマンにて対応致します。
『趣味である〇〇を再開したい』『もっと〇〇を改善したい』といったお客様の想いに応えるため、施術や運動、エクササイズ、栄養指導など様々な視点から最大限の支援と生活指導などのご家族のサポートもさせていただきます。

症状の進行は歩行が困難になるなど、日常生活への影響は計り知れないものになります。
リハビリや運動を通して進行を遅らせたり、症状を改善させることが可能ですので、当事業で『ひとつ上のステージへ』着実に改善するリハビリを体感していただければと思います。