脳卒中のよくある質問
脳梗塞は退院後もリハビリを続けた方がいいですか?
退院後も身体機能や生活上の課題が残っている場合は、継続的に取り組むことが重要です。
退院したからといって、必ずしも回復が終了したという意味ではありません。
自宅に戻ってから、歩く量が減った・外出しなくなった・麻痺側を使わなくなった・疲れやすくなった・家族の介助が増えたといった変化がみられることもあります。現在の生活で困っていることを確認し、その方に必要な課題を整理していくことが大切です。
▶︎関連ページ:退院後のリハビリについて
▶︎関連ページ:脳梗塞リハビリ
脳梗塞から半年、1年以上経っています。それでもリハビリできますか?
はい。発症からの期間だけでリハビリの必要性を判断するものではありません。
発症から時間が経っていても、歩行・バランス・筋力・関節の動き・身体の使い方・体力・日常生活動作などに改善や工夫の余地がないか確認できます。
ただし、どの程度変化するかには個人差があります。「時間が経っているから改善しない」とも、「必ず良くなる」とも一律には判断できません。
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麻痺した手足はもっと動くようになりますか?
麻痺の程度や感覚、関節の状態、発症からの経過などによって異なります。
まずは、自分でどこまで動かせるか・感覚はどうか・関節が硬くなっていないか・筋肉の緊張はどうか・日常生活で実際に使えているかなどを評価します。
そのうえで、改善を目指す部分と、動作方法を工夫した方がよい部分を整理します。
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杖なしで歩けるようになりますか?
現在の歩行能力によって異なるため、評価せずに判断することはできません。
大切なのは「杖を外すこと」そのものではなく、安全に生活できることです。
転倒せずに歩けるか・麻痺側へ体重を乗せられるか・足を安定して振り出せるか・長い距離を歩けるか・屋外でも安全に歩けるかなどを確認します。
必要であれば、杖を使用しながら歩行能力を高める方法も検討します。
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麻痺していない側ばかり使っていても大丈夫ですか?
状況によりますが、麻痺側をまったく使わない生活が続かないよう注意が必要です。
安全のために麻痺していない側を使うことはあります。ただし、必要以上に麻痺側を使わない状態が続くことで、活動する機会がさらに減ってしまう場合があります。無理に使わせるのではなく、安全に使える場面を少しずつ増やしていくことが重要です。
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足が突っ張って歩きにくいのですが、ストレッチをすればいいですか?
ストレッチだけで解決するとは限りません。
脳卒中後の突っ張りには、筋肉の緊張・関節の硬さ・姿勢・重心移動・筋力・歩き方など複数の要因が関係することがあります。
「硬いから伸ばす」と単純に考えるのではなく、歩きにくさの原因を評価したうえで介入することが重要です。
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脳出血について
脳出血でも退院後にリハビリを続けられますか?
はい。退院後に残っている身体機能や生活上の課題に応じてリハビリを検討できます。
脳出血後には、麻痺・感覚障害・バランス障害・歩行障害・高次脳機能障害・体力低下などが生活に影響する場合があります。
自宅へ戻った後は、病院内とは環境が大きく変わるため、「自宅や地域で実際に何ができるか」という視点も重要になります。
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▶︎関連ページ:脳出血リハビリ
脳出血から時間が経っていても相談できますか?
はい。発症からの期間だけで判断する必要はありません。
現在残っている身体機能や生活上の問題を確認し、取り組むべき課題があるかを評価します。
変化の程度には個人差がありますが、長期間経過しているという理由だけで「何もできない」と決める必要はありません。
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脳梗塞と脳出血ではリハビリの内容は違いますか?
病名だけではなく、どのような機能障害が残っているかによって内容を調整します。
脳梗塞・脳出血のどちらでも、損傷した部位・麻痺の程度・感覚障害・バランス・高次脳機能・認知機能・全身状態などは一人ひとり異なります。
「脳梗塞だからこの運動」「脳出血だからこの運動」と一律に決めるのではなく、現在の身体機能と生活目標から内容を考えます。
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麻痺側の手が硬くなってきました。強く伸ばした方がいいですか?
強く伸ばせばよいとは限りません。
筋肉の緊張や関節の動き、痛み、肩関節の状態などを確認する必要があります。
特に麻痺側の肩や腕は、無理に引っ張ったり強く動かしたりすると負担になる場合があります。
まずは現在の状態を確認し、安全な動かし方を選ぶことが重要です。
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歩く時に麻痺側へ体重をかけるのが怖いです。
麻痺側の支持性だけでなく、感覚やバランス、恐怖感などを確認しながら段階的に練習します。
単純に「もっと麻痺側に体重を乗せてください」と言われても難しい場合があります。
足の感覚・股関節/膝/足首の安定性・体幹機能・バランス・転倒への恐怖感などを確認しながら、安全な範囲で練習します。
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高次脳機能障害があってもリハビリできますか?
身体機能や生活動作への支援は、状態に応じて対応可能です。
注意、記憶、空間認知、遂行機能などの影響がある場合は、身体機能だけでなく説明方法や課題設定、環境調整も考慮します。
必要に応じて医療機関や言語聴覚士、作業療法士など他の専門職との連携をご案内します。
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脳梗塞・脳出血に共通する質問
病院では「これ以上大きく変わらない」と言われました。それでも相談できますか?
はい。現在の身体機能や生活を評価し、取り組める課題がないか確認することはできます。
ただし、「必ず改善します」とお伝えすることはできません。脳卒中後には、麻痺だけでなく、筋力低下・関節の硬さ・活動量低下・動作の癖・体力低下・転倒への恐怖感などが重なっている場合があります。現在の生活を難しくしている要因を整理し、今後取り組めることがあるかを考えます。
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装具を使っていますがリハビリできますか?
はい。装具を使用している方にも対応できます。
装具を装着した状態で、歩行・立ち上がり・バランス・日常生活動作などを確認します。
装具そのものの調整や変更が必要と考えられる場合は、医師や義肢装具士などへの相談が必要になります。
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家族だけでリハビリを手伝っても大丈夫ですか?
日常生活の中でご家族が運動を支援することはできますが、安全な方法を確認することが重要です。
無理な歩行練習や介助は、ご本人だけでなく介助するご家族の負担にもつながります。
立ち上がり、歩行、移乗などについて、安全に行える方法を専門家と一緒に確認することをおすすめします。
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自宅では歩けますが、外では怖くて歩けません。
屋内歩行と屋外歩行では必要な能力が異なります。
屋外では、段差・傾斜・人混み・路面の変化・信号・長い歩行距離などへの対応が必要になります。
「室内で歩けるか」だけではなく、実際にどこまで生活範囲を広げたいのかを確認してリハビリ内容を考えます。
来店が難しい場合や、ご自宅の環境そのものを確認する必要がある場合には、訪問対応を検討できることもあります。
▶︎関連ページ:訪問・出張リハビリについて
どんな症状が出たらすぐ病院へ行くべきですか?
新しく脳卒中を疑う症状が現れた場合は、リハビリではなく医療機関への受診を優先してください。
急に片側の手足が動かしにくくなった・急に言葉が出にくくなった・急にろれつが回らなくなった・顔の片側が動かしにくくなった・突然、立っていられないほどのふらつきや歩行困難が出た・突然の強い頭痛や意識状態の変化があるなどの場合は、速やかな医学的評価が必要です。
このような症状が突然現れた場合は、様子を見ずに救急要請を含めた速やかな医療機関受診を検討してください。