
===========================
T-performanceについてはこちらから
是非、ご覧ください❗️
===========================
人工股関節手術後、退院してからこんなお悩みはありませんか?
人工股関節全置換術(THA)を受けて退院したあと、
– 杖はいつまで使えばいいの?
– 歩くと身体が左右に揺れる
– 手術した側にうまく体重をかけられない
– 脱臼が怖くて、どこまで動かしていいかわからない
– 階段や靴下の着脱がまだ難しい
– 痛みや違和感が残っていて心配
– 病院のリハビリが終わったあと、何を続ければいいかわからない
– 仕事や旅行、趣味に戻れるのか不安
と感じる方は少なくありません。
人工股関節の手術は、痛みや生活上の制限を改善するための重要な治療の一つです。
一方で、「手術が終わったこと」と「自分らしい生活に戻れること」は同じではありません。退院後は、歩行、階段、外出、仕事、趣味など、実際の生活の中で新たな課題が見えてくることがあります。
このページでは、人工股関節手術を受けたあとの、退院後・生活期リハビリについて、理学療法士の視点から整理します。
※まだ手術を受けていない方、変形性股関節症の状態や保存療法、手術を検討する際の考え方について知りたい方は、変形性股関節症について解説したこちらのページをご参照ください。
Contents
- 1 🔵 人工股関節手術後のお悩み別に解説しています
- 2 🔵 人工股関節全置換術(THA)を受けたあとの身体
- 3 🔵 人工股関節手術後のリハビリは「退院したら終わり」ではありません
- 4 🔵 人工股関節手術後の回復スピードは人によって違います
- 5 🔵 人工股関節手術後に確認したい5つのポイント
- 6 🔵 人工股関節手術後、脱臼が心配な方へ
- 7 🔵 痛みや違和感が残っている場合はどう考える?
- 8 🔵 「病院のリハビリが終わったけれど、まだ不安」という方へ
- 9 🔵 T-performanceでは「評価→整理→順序設計→介入」で考えます
- 10 🔵 自費リハビリが一つの選択肢になる場合
- 11 🔵 静岡市で人工股関節手術後のリハビリについて相談したい方へ
- 12 🔵 人工股関節手術後のリハビリ関連記事
- 13 🔵 よくある質問
🔵 人工股関節手術後のお悩み別に解説しています
▶︎ 杖をいつ外せるのか知りたい
▶︎ 脱臼や禁止動作が心配
▶︎ 退院後もリハビリを続けたい
▶︎ 階段・靴下・床生活に困っている
▶︎ 痛み・違和感が続いている
🔵 人工股関節全置換術(THA)を受けたあとの身体
人工股関節全置換術(Total Hip Arthroplasty:THA)は、変形や損傷が進んだ股関節を人工関節に置き換える手術です。
手術方法や使用される人工関節、進入方法は一人ひとり異なるため、術後のリハビリや生活上の注意点も全員が同じではありません。
手術の内容や適応について詳しくは変形性股関節症のページで解説していますので、ここでは「手術を終えたあと、どう生活・リハビリを進めていくか」に絞って整理します。
主治医・手術を受けた医療機関から指示されている内容がある場合は、その指示を優先してください。
🔵 人工股関節手術後のリハビリは「退院したら終わり」ではありません
人工股関節手術後は、一般的に術後早期から起き上がり、立ち上がり、歩行などのリハビリが進められます。
そして、安全に移動できる、トイレへ行ける、階段を使える、杖などを使って歩ける、自宅で生活できるなどを確認しながら退院を目指します。しかし、退院できる状態になったからといって、「歩き方まで完全に戻っている」「筋力も手術前以上に回復している」「仕事や趣味にも問題なく戻れる」とは限りません。
病院ではまず、安全に退院し生活を再開することが重要になります。一方、退院後は、「スーパーまで歩きたい」「杖なしで外出したい」「旅行へ行きたい」「仕事に復帰したい」「ゴルフや園芸を再開したい」など、より本人の生活に近い目標へ移っていきます。
つまり、病院での術後リハビリから、生活の中で必要な能力を取り戻していくリハビリへ、目的が変化していきます。
🔵 人工股関節手術後の回復スピードは人によって違います
「手術から○週間経ったら杖を外せますか?」「○カ月経ったのにまだ痛いのは遅いですか?」という質問をいただくことがあります。しかし、術後経過を日数だけで判断することはできません。
回復には、年齢、手術前の身体機能、手術前に痛みが続いていた期間、筋力、関節の動き、手術方法、手術進入路、術後の痛み、合併症の有無、体力、生活環境など多くの要素が関係します。
そのため、「術後○週間だから○○できなければならない」ではなく、「現在どの機能まで回復しているのか」を確認することが重要です。
🔵 人工股関節手術後に確認したい5つのポイント
T-performanceでは、人工股関節そのものだけでなく、実際の生活動作まで含めて状態を確認します。
① 痛み・腫れ・違和感
重要なのは「痛みがあるか、ないか」だけではありません。
どこが痛むのか、いつ痛むのか、歩き始めなのか、長く歩いたあとなのか、安静時も痛むのか、日ごとに軽くなっているのか、急に強くなったのか——など、経過を整理します。
急激な痛みの増悪や発熱、創部の異常などがある場合は、リハビリを続ける前に医療機関への相談が必要です。詳しくは痛み・違和感が続くのはなぜ?をご参照ください。
② 股関節だけでなく全身の動き
歩行や階段では骨盤・腰・体幹・膝・足首も連動しています。
股関節が十分に使えていない場合、腰や膝を必要以上に使って動作を補い、「股関節の痛みは減ったけれど、腰や膝がつらい」という状態につながることもあります。
③ 筋力と「使い方」
筋力が弱い=筋トレを増やせばよい、とは限りません。
立ったときに身体を支えられるか、歩行中に適切なタイミングで使えているか、片脚に体重を乗せられるか、骨盤を安定させられるか——まで確認する必要があります。
④ 歩き方
「歩けること」と「安定して歩けること」は違います。
身体が左右に揺れる、手術側への荷重を避ける、歩幅が左右で違う、足を引きずる、杖へ必要以上に頼るといった歩行パターンが残ることがあります。「杖を外せるか」だけでなく「杖を外してどのように歩けるか」を見ることが重要です。
▶ 関連記事:人工股関節手術後、杖なしで歩けるのはいつ?杖を外す判断基準を理学療法士が解説
⑤ 実際の生活動作
リハビリ室で歩けても、自宅の階段、玄関の段差、トイレ、浴室、布団からの立ち上がり、靴下、靴、車の乗り降り、買い物、通勤など、実際の生活では困ることがあります。「身体機能を良くすること」だけでなく「生活でできることを増やすこと」が重要になります。
▶ 関連記事:人工股関節手術後の階段・靴下・靴・床生活|日常生活動作のポイント
🔵 人工股関節手術後、脱臼が心配な方へ
「しゃがんではいけない」「内股は禁止」「脚を組んではいけない」などと聞き、不安になっている方もいらっしゃいます。
ただし、注意すべき動作はすべての人工股関節手術後で同じではありません。手術時の進入方法などによって、注意すべき股関節の方向が異なる場合があります。また近年は、手術方法や人工関節の進歩によって、以前よりも一律の動作制限を設けないケースもあります。
「人工股関節だからこの姿勢は禁止」と自己判断するのではなく、自分がどのような手術を受け、どのような指示を受けているのかを確認することが重要です。分からない場合は、まず手術を受けた医療機関へ確認してください。
▶ 関連記事:人工股関節手術後に注意したい動作|脱臼しやすい姿勢は術式によって違う?
🔵 痛みや違和感が残っている場合はどう考える?
人工股関節手術後の痛みや違和感には、身体機能や活動量が関係する場合がある一方、医療機関での確認を優先した方がよい症状もあります。
急激な症状の悪化や全身状態の変化がある場合には、自己判断で運動を続けず、手術を受けた医療機関へ相談してください。
▶ 関連記事:人工股関節手術後の痛み・違和感が続くのはなぜ?受診を考える目安も解説
🔵 「病院のリハビリが終わったけれど、まだ不安」という方へ
「退院はできたけれど、まだ以前のようには歩けない」「病院のリハビリが終わったあとも確認してもらいたい」という方もいます。
これは、病院のリハビリが不足していたという意味ではありません。病院で行う術後リハビリと、退院後に必要となる生活期リハビリでは、目的が異なる部分があります。
退院後は、長距離歩行、屋外歩行、仕事、家事、趣味、旅行、スポーツなど、その人固有の目標が増えてきます。そのため、退院後の身体機能や実際の生活を改めて評価することが役立つ場合があります。
▶ 関連記事:人工股関節手術後、退院後のリハビリはどうする?続け方を理学療法士が解説
🔵 T-performanceでは「評価→整理→順序設計→介入」で考えます

人工股関節手術後だからといって、全員に同じリハビリを行えばよいわけではありません。
STEP 1|評価する
手術時期、手術方法、主治医からの指示、痛み、関節の動き、筋力、バランス、姿勢、歩行、階段、日常生活動作、今後の目標などを確認します。
STEP 2|整理する
「なぜ現在この動作が難しいのか」を整理します。例えば同じ「歩きにくい」という悩みでも、股関節周囲筋の機能、手術側へ体重を乗せることへの不安、手術前からの歩行習慣、骨盤・体幹の使い方、膝・足首との連動、全身持久力など、関係している要素は人によって異なります。
STEP 3|順序を設計する
課題をすべて一度に行うのではなく、生活目標から優先順位を決めます。
屋内を安全に歩く → 屋外歩行を安定させる → 階段を安定させる → 杖を外せる状態か確認する → 仕事・旅行・趣味への復帰を目指す、というように段階を整理します。
STEP 4|必要な介入を行う
股関節周囲の運動、筋力トレーニング、バランス練習、姿勢・体幹へのアプローチ、荷重練習、歩行練習、階段などの日常生活動作練習、自宅で行う運動の調整などを組み合わせます。介入後には再度状態を確認し、次に優先すべき課題を決めます。
🔵 自費リハビリが一つの選択肢になる場合
人工股関節手術後のすべての方に、自費リハビリが必要なわけではありません。病院から指導された自主トレーニングを続けながら、順調に生活へ戻っていく方も多くいらっしゃいます。
一方で、退院後も歩き方が気になる、杖を外してよいのかわからない、自主トレーニングが合っているかわからない、階段や外出に不安がある、痛みは減ったが身体の使い方に違和感がある、病院のリハビリ終了後も身体を確認してほしい、仕事や趣味への復帰までサポートしてほしい——という場合には、身体機能や動作を個別に確認することが一つの選択肢になります。
🔵 静岡市で人工股関節手術後のリハビリについて相談したい方へ

T-performanceは、静岡市駿河区にある理学療法士による自費リハビリ施設です。
人工股関節を含む整形外科手術後の方に対しても、「何をすればよいか」から始めるのではなく、「今の身体に何が必要なのか」を整理することを大切にしています。
初回では、①手術から現在までの経過を確認、②医師からの指示・運動制限を確認、③身体機能・歩行・生活動作を評価、④現在の課題を整理、⑤今後必要なリハビリの方向性をご提案——します。
「自費リハビリに通うべきかわからない」という段階でも構いません。まず現在の状態を整理したうえで、必要なサポートを一緒に考えます。
人工股関節手術後の歩行や生活に不安がある方へ
🔵 人工股関節手術後のリハビリ関連記事
▶︎ 杖をいつ外せるのか知りたい方:
人工股関節手術後、杖なしで歩けるのはいつ?杖を外す判断基準を理学療法士が解説
▶︎ 脱臼や禁止動作が心配な方:
人工股関節手術後に注意したい動作|脱臼しやすい姿勢は術式によって違う?
▶︎ 退院後もリハビリを続けたい方:
人工股関節手術後、退院後のリハビリはどうする?続け方を理学療法士が解説
▶︎ 階段・靴下など日常生活で困っている方:
人工股関節手術後の階段・靴下・靴・床生活|日常生活動作のポイント
▶︎ 痛み・違和感が続いて心配な方:
人工股関節手術後の痛み・違和感が続くのはなぜ?受診を考える目安も解説
🔵 よくある質問
Q1.人工股関節手術後はいつまでリハビリが必要ですか?
一律に期間を決めることはできません。手術方法、術前の身体機能、年齢、筋力、歩行状態、生活目標などによって必要な期間は異なります。「術後○カ月」という期間だけでなく、現在の歩行や日常生活動作、目標とのギャップから判断することが重要です。
Q2.人工股関節手術後、いつから杖なしで歩けますか?
杖を外す時期には個人差があります。術後からの日数だけでなく、痛み、歩容、バランス、股関節周囲筋の機能、屋外での安全性などを確認して判断します。主治医や担当理学療法士から指示されている場合は、その指示を優先してください。
Q3.しゃがんだり脚を組んだりしてはいけませんか?
すべての人工股関節手術後で一律に禁止されるわけではありません。手術進入路や術中の状態などによって注意すべき動作が異なる場合があります。手術を受けた医療機関から指示された内容を確認してください。
Q4.退院後も痛みがあるのですが大丈夫でしょうか?
術後には痛みや違和感が残ることがありますが、関係する要素はさまざまです。徐々に軽減している痛みと、急激に強くなった痛みでは意味が異なります。強い痛み、転倒後の痛み、発熱、創部の異常、急に体重をかけられなくなった場合などは、医療機関へ相談してください。
Q5.病院のリハビリが終了したあとでも相談できますか?
はい。T-performanceでは、病院退院後や保険診療でのリハビリ終了後の身体機能・歩行・生活動作について、自費での評価・運動支援を行っています。診断や医療行為を行う施設ではないため、医療的な確認が必要な場合は医療機関への受診を優先します。
監修者
前田 幸亮 T-performance代表/理学療法士
– 理学療法士
– Spine Dynamics療法 上級認定セラピスト
– JCCA認定アドバンスドトレーナー
– JCCA認定ベーシックインストラクター
– 認定臨床栄養医学指導士
整形外科・回復期リハビリテーション領域での臨床経験を経て、現在は静岡市を拠点に、退院後・生活期の自費リハビリを中心とした支援を行っています。
※本ページは人工股関節全置換術後のリハビリに関する一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療を行うものではありません。手術方法、人工関節の状態、主治医の方針、術後経過などによって適切な運動や注意点は異なります。手術を受けた医療機関・主治医から指示されている内容を優先してください。